【裏話】探偵がストーカー幇助で逮捕された事件
■ ストーカー予備軍の相談者
京都の探偵事務所がストーカー行為に協力したとして逮捕された事件がありました。(2024年7月)この事件ではスートカー行為の男性から依頼を受けた探偵社が「調査対象者の郵便物を盗んだ」とし逮捕されています。
また依頼者がストーカー行為をすると知りながら調査対象者の個人情報を教えた(報告した)ことでストーカー規制法違反ほう助の疑いで逮捕されています。
この事件を業界的に考えれば依頼(売上)が少なく危ない依頼と理解した上で契約してしまったのでは?とイメージします。儲かっている業者が危ない作業をする必要がないですからね。また郵便物を盗むのは簡単に個人情報を得られる可能性がありますが、それは探偵業・別れさせ屋のどちらでも論外です。
尾行するのが面倒だから、下手だから…と調査対象の車にGPSを設置するのと同じ感覚ではないでしょうか。端的に言えば”手抜き”であり、調査力の低さが露呈していると思います。
また危ない依頼・希望を望んでいる方に対して「それは違法ですよ」と諭すことができていないのも問題だと思います。
恋愛に悩む方は冷静な判断ができずに間違った発言・行動をしてしまうものです。一つの例で言えば「追えば逃げる」が解りやすいですよね。自分が嫌われるのに、会いたい・復縁したいが千家うして追い掛けたことで相手の気持ちが離れる。これを繰り返すのがストーカーですが、その入口に立っているケースは多いと思います。
その寸前のところで「別れさせ屋」と検索して相談に来ていただけるのでストーカー行為を実行せずに済んでいる方も多いのではないでしょうか。それだけ私たちの業界では悩んでいる方ばかりが相談に来られるので「線引き」としてセーフ・アウトのラインはお伝えした方が良いです。
だけど、売上が低くなると家賃・給料の支払いがあるので…。
危ない依頼でも請けてしまうケースがあると思います。これは経営者のモラル・プロ意識の問題ですが、危ない依頼をするくらいなら赤字で良いと思いますよ。1件のトラブルで依頼して頂いている皆様に迷惑を掛けたり、自社のプライドを落としてまで売上を追い掛ける必要はありませんからね。
* 注意!
現時点で危ない依頼をしてしまった方が当ブログを見ている場合。
その依頼はスグに解約してください。
被害者が警察に相談すれば遅かれ早かれで事件になるのです。自分が忘れた頃に警察が来て逮捕されるかも知れません。郵便物を盗んだり、GPSを付けたり、戸籍謄本を無断で取ったり・無断で監視・録画したりするのは絶対に辞めましょう。
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