別れさせ屋の社長が思う・相談者の気持ちになれない原因

 業界裏話

弊社は「元依頼者」の方はスタッフ募集をお断りしています。

理由はわかります?

これは「立場の違い」を明確にしているのです。

<相談を聞く立場>
・現状:幸せであること
・過去:悩みを自己解決している

<相談を言う立場>
・現状:悩んでいる
・過去:悩みを自己解決できていない
(先延ばし・我慢・妥協など)

この違いが大きいです。なので元依頼者の方は「悩んでいる方の立場がわかる」のはメリットですが、それ以上のメリットは何もありません。同じ目線で物事を考えたり、意見を聞くのは相談者が友達に言えば良いですからね。私たちは顧客からお金を使って頂いて「プロ」として携わるので同じ目線ではダメなのです。なので依頼された方は履歴書の時点で「不可」とさせて頂くことが基本となります。

では、私は相談者に対してどう思っているのか?
これは「理解できないなぁ」と感じることが多いですね。なぜ答えが出ているのに結論を出さないのか?出せないのか?すごく不思議です。決断ができずに悩んで質問を繰り返すのですが…。瞬間的な思い付きだけで行動されていて計画性・合理的ではなく「無駄に動いている」ように見受ける方が多いです。

この相談者の気持ちは全て理解できていれば良いのですが、私たちは自己解決できるタイプなので相談者の立場になって考えることは到底できないです。これが売り手・買い手の大きな差ではないでしょうか。弊社スタッフにも同じことを言ってますが、仕事に主観を入れて同情・喜怒哀楽を出しているようでは「素人レベル」となるのでマイナス評価です。仕事には淡々と同じテンションで日々接していかないと行動・結果にムラが出ますので安定せず平均値が上がらないのです。1ヶ月30日をスバ抜けて素晴らしい結果が5日、残り25日が平均以下だったら?それは並以下と判断しますので、重要なのは月間・年間のアベレージとしてどうだったのか?ですからね。

このムラを出しながら右往左往するのが相談者のタイプです。そ一つの出来事で右往左往してアタフタしながら人に迷惑かけながらも自分の満足・納得の為に動いてしまうのではないでしょうか。私たちはプロですから、このように右往左往する方と同じ目線ではありませんし、その立場になって物事を考えることもできません。プロとしての見解を伝えたり、プロとしての回答・提案を出しているので、それを「冷たい」と感じる方はきっと愚痴が言いたいだけなんだと思いますよ。

ちなみに、1999年から別れさせ屋の専門会社を経営してきたので統計データ・経験的に70%~90%は「この人はこう考えている」と読み解くことは出来ていますし、相談者が自覚していない本音・本質の部分を先に理解してお伝えしていることも多いです。「理解できないなぁ」と感じることが多いのは、相談者は嘘・虚言・誇大・遠慮・見栄から本当のことを伝えていない方が居られるのです。後から「実は…」と大切なことを後出しされる方も多いですからね。なので隠れている部分を全て見ようとしても心を閉ざしている方には「理解」が及ばないのです。

● 本気で恋愛の悩みを解決したい場合
自分がどっちの考え方なのか?理解することから始めてくださいね。スマホで「別れさせ屋」って検索した方の多くは気持ちが安定せず・目標設定もなく何かの出来事で右往左往しているタイプです。この辺りを恋愛トラブルの本質と考えて、相手の環境を変えようとするよりも、自分の接し方・意識を変えることが解決になると考えることも重要に思います。負け癖の付いた自分のまま「復縁したい・本命になりたい」と考えて成功するのでしょうか?相手の立場になって考えるとマイナス思考の人と仲直りできる?本命にできる?はNOだと思いますよ。

● 関連記事
別れさせ屋の社長が思う「復縁の依頼」

この記事をシェアする