対象者に寝返ってしまう事例はあるのか?
■ 別れさせ屋が対象者に寝返ることはあるの?
私は1999年~現在まで別れさせ屋の専門会社として経営していますが、その経験上で「寝返った」は1度もありません。業界内の話だと数件の話を聞いたことがありますがレアな事例ですね。考えられるケースとしては業者・依頼者でのトラブルによる仕返しによるものではないでしょうか。例えば、支払いの遅延・暴言・無茶な要求・嫌味を言うなどの依頼者が居られたとします。当然、仕事とは言え業者(担当者)も人間ですからね。「腹立つなぁ」と思うことでしょう。その仕返しで寝返りが起きているのでは?推測します。ですが、その苛立ちと依頼情報や対象者は別ですから同じレベルで考えて処理する業者は少ないと思いますが、他社に依頼された方が面談に来られて「接触後に寝返った」は数件聞いたことがありますので、何の目的だったのか?最初から寝返る気だったのか?は分かりませんが起きているトラブルです。
別れさせ屋は特殊な業界により依頼単価が大きいのでお金に困っていれば寝返る可能性が無いとは言えないと思うのです。なので、スタッフ育成・情報管理・経営者の考え方を知るのは依頼する際にとても重要だと思いますよ。弊社だと現場スタッフは依頼者が誰か知らずに作業していますし、基本的には依頼者と顔を合わせることもないです。ですが、他社だと依頼者と依頼の経緯を全て伝えたり、現場スタッフと依頼者が連絡取り合っているケースもあると思います。どらが良いのか?は依頼する方が判断すればよいのですが、私としては「依頼者→業者→現場スタッフ」の関係で良いので、途中に→が無くなるのは情報管理的に危ないと考えています。
(参照:【重要】相談者・依頼者の情報をどう管理しているのか?)
人間って環境に合わせられる生き物ですからね。お金に困ったり、お金を規定以上に貰えるとなれば感覚が狂ってしまう人も居ると思います。どんな仕事でも横領・着服があるので、それらを管理する責任が会社にはありますから、そうならない為にも大袈裟に対策しておく必要があるのです。
■ 別れさせ屋で働きたい!の本音
この仕事を頑張りたい!と思う人材って何を目的として集まると思いますか?本音で言えば「お金」だと思うのです。その次に経験・体験・知識ではないでしょうか。なので面接時に目的が見えない動機を感じれば「スパイかも?」と疑いますし、適正・研修や現場に出ることはないと思います。この原則で考えると対象者と言うのは仕事上の相手であり、そこに依存してしまうタイプはそもそも「別れさせ屋で働きたい」と考えないと思います。お金を稼ぎたい!の背景には目標や生活水準の向上、学費を返したい、親への仕送り、病院代など。各々に目的がありますからね。そこを飛ばして対象者に寝返るだけのメリットはないと思います。ですが、警戒したり、細心の注意をもって管理していかないといけませんのでスタッフと依頼者の距離感、現場での対価を得ている意味などはきちんと教育しないといけませんよね。
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