お客様が考えるシナリオを聞いて思うこと
・こうやったら簡単に別れると思います
・ここで話掛けたら会話できます
・「携帯電話を落とした」って話掛けるのはどうですか?
・ご飯に誘ったら断らないと思います
・難易度の低い対象者なので早くに終わるのでは?
こんな意見を聞くことがあるのですが…。率直に右から左に抜けていく内容なので「よく考えた提案ですね」となる事は1年~2年に1回位だと思います。簡単に…って言うのは簡単じゃないですし、そもそもトラブルにならない進め方が第一だと思うのです。「大丈夫でしょ」と考えている事が現場を知らない素人発想ですし、何も考えず表面的な事だけで軽く考えているのだと思いますよ。
調査、張込み、探偵、別れさせ屋の現場作業は張込みの位置だけで営業停止になることがあります。60日も営業停止になったら?その遺失利益って莫大です。依頼者側のリスクとしては、強引な張込み・尾行・接触をすることで迷惑防止条例・ストーカー規制法に該当すれば警察から依頼の経緯を詳しく聞かれることになり…。依頼者が誰なのか?を警察に開示しないといけなくなる可能性もでてきますからね。なので強引に進めたり、簡単に考えてプランを実行するのは良くないのです。
また、別れさせ屋の作業と言うのは人の人生を意図的に曲げてしまう行為です。それを簡単に考えてはいけませんし、軽率に扱ってもいけないと思います。それを依頼者が思うのは「現場を知らない」から思ってしまうのは当然かもしれませんよね。ですが、そのレベル(目線)で作業側の業者が考えているのはトラブルの原因だと思うのです。遊びやバイトの感覚でやっておらず、「仕事」として生活を掛けて対応しているのでトラブルを起こしてはいけませんし、そのトラブルによって依頼者にも害が及ぶ可能性がある!と考えて作業方法を考えたり、実施しないといけません。
弊社の契約書には「乙(依頼者)が作成提案したプランを実行する行為」を禁止としています。提案・意見は参考にさせて頂きますが、その作られた台本を「演者」として関わる行為はしませんよ。との意味ですので、なんでも屋のように演じることはポリシー違反と考えています。
● 依頼者の台本を実行する業者が居たら
プライドがないなぁと思いますし、経験がないのかな?とイメージします。演者として関わって成功すれば良いと考えているかもしれませんが、その行動結果はずっと残りますからね。虚偽・架空で作ってしまった結果が今後もずっと残るのです。危ないと思いますよ。台本を作ってしまう依頼者の精神状態は安定しているのか?何か隠し事はないのか?今後にトラブルを起こす可能性は?ストーカー要素は?名前や所在の裏付けはあるのか?と確認をしたとしても、別れさせ屋の業者が依頼者の提案にそのまま乗っかってしまうのは…「ナシ」だと思いますよ。