母が娘のためにコツコツ積立てた銀行口座を…夫の行動
■ 夫婦問題にありがちなトラブル
離婚したいと思って話合いを続けてきたが中々前進しない。調停、裁判となれば2年~3年掛かることもありますからね。その疲れから「もういいや」と妥協すれば話も早いのですが、意地になっていれば折り合い付けることもなく主張を通そうとするので平行線です。
こんな離婚トラブルにありがちなこと。
「隠し預金」を相手が見つけてきて、これも離婚するなら分け合うべきでしょう!と主張するケースです。勿論、夫婦の財産であれば法的に整理する必要があるのですが、そうではなくて「親が娘のため」と思って積み立てたり・生前贈与としてコツコツと口座に入れておいた預金を…夫側の弁護士が見つけてくるケースです。このような母が娘名義で積み立ててきた口座ですが、本人(娘)が存在を知らない事もあるのです。だけど預金残が1,000万円~3,000万円となれば夫・夫側の弁護士は「取れるなら取りましょう」となりますからね。
■ 母の思いやり
娘・息子が結婚するからと「何か」の為にと預金口座を作って少しずつお金を積み立てる場合。その夫婦は生涯通して続くのか?は続かない可能性も視野に入れておきましょう。もし、離婚となったら?もし、自分の子供が浮気したことで有責配偶者となったら?そんな時に相手側の弁護士はちゃんと資産を調べますからね。母の気持ちが裏目になって、結果的には「縁の切れを円で清算しよう」を加速させることがあるのです。
夫・祖父母の生前贈与として口座を作る方も居られますよね。
そんな時は税理士・会計士の専門家に相談してからスタートしてください。娘・息子らは仲良くしているので結婚するのですが、その関係はいつまで仲良しなのか?って=使用がなく、その仲良しの裏には「浮気」を隠している事が多いのです。浮気を「浮気してますよ」って公開しないので、誰しもがコソコソと浮気してますし、その浮気を隠して別の原因(揚げ足)で離婚しようとするケースでは、預金残高・隠し預金・資産らを徹底的に調べられるので、調べられても問題のない対策が必要だと思いますよ。
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● 夫婦の関係性とは
籍が同じになり「家族」となっているものの、元々は他人ですからね。親から教えてもらったこと、育った環境が違うので別れ際には「情」ではなく、「金」にしようと躍起になるケースは起こり得ることだと思うのです。別れたいと考えた背景には何らかの原因・出来事がありますから、そこに対して自分は正しい・被害者と考えていれば取れるものは取りたい!と考えるのではないでしょうか。ただ、それは個人的な考えであり法的には違うことも多いと思いますから、離婚のときに不当な請求・要求をされていれば遠慮せずに弁護士へと相談する方が良いですよ。そうすると会話するストレスが無くなるので冷静になって自分の置かれた環境・今後の事を考えられると思います。