「成人の日」を何回過ぎたのだろう?
1月の第2月曜日は「成人の日」です。
私たちの世代では1月15日では?と感じるのですが、1999年までは1月15日でしたがハッピーマンデー制度により「1月の第2月曜」となったそうです。
振返ると…。
成人の日って何度過ぎたのだろう?と考えることもなく年齢を重ねるので、気が付けば40歳を超えたり、50歳を超えたりと「老い」を感じますよね。なので時間は確実に・残酷にも着々と過ぎているのが現実です。だからこそ、新成人の方には時間を無駄にせず「着々」と経験を積み重ねて過ごして頂きたいです。目標なく過ごしていれば、努力している人との差は年単位で大きく変わってきます。その差を感じた時には取り返しできない大きな差となっていますよ。
● 恋愛できる時間
人間は命尽きるまで人を愛して、人に愛されるのですが、「モテ期」で言えばピークがあります。そのタイミングを逃すと理想の恋愛を手に入れるチャンスは少しずつ減ってくるので、20歳~26歳の間に多くの恋愛経験が必要だと思います。多くの人と恋愛するのが恋愛経験ではなく、大切な恋人と「お互いを尊重」して気持ちを考えながら接することが経験の一つです。自分の気持ちばかりを相手に押し付けるのは恋愛ではありません。これだと経験不足なので、攻撃(手に入れる)の恋愛はできるのですが、守備(元に戻す)の復縁や安定が弱いので、浮気されたり、突然に別れを告げられたりと後悔する可能性が高くなります。
● 素直な心を持ち続けること
人間は世の中に出て社会人として、世間の仲間入りをすれば世間のズルさに馴染んでしまうことがあります。自分の気持ちに素直になれば、感動・感激を出さずに「無」で通り過ぎようとします。こんな大人になるよりも、気持ちは6歳(小学)~18歳(高校)・22歳(大学)の自分を思い出して行動することが良いと思います。人を好きになったときのドキドキを忘れてはいけません。相手に嫌われたくないから…と言葉を選んで仲良くなろうとした。そのドキドキを大人になっても残せば幸せな恋愛は近くなりますからね。
私は48歳ですが、意識的には「19歳」の自分はどうだったかな?と考えるようにしています。成人のちょっと手前だった自分はどうなのか?で考えると、子供と大人の狭間で素直に考えていた頃です。この感覚を持って仕事に取り組めば、20歳~30歳・40歳と経験してきた知識と加算されますので、よりよい判断ができるのです。人の意見を気にしたり、他人の顔色を気にしている消極的な大人になるのではなく、自分が感じたことを「自分はこう思います」と言える大人になるには、素直に物事を考えていた年齢を思い出すると良いです。
● 「大人になる」ことの意味
「成人おめでとう」と言われたと思います。ですが…大切なのは「おめでとう」って言われることではなく感謝を「言う」ことです。0歳~20歳まで頑張って育ててくれた母、父、祖父母に「ありがとう」って一言で良いので伝えてください。それが「大人」です。
女性が子供を出産するのは命懸け。
出産して首が座る、夜泣き、七五三、幼稚園、小学校、中学高校、大学と大変な思いをして親は子を育ててくれました。子供は一人で20歳になれないのです。学費を稼ぐために親がどれだけの努力・我慢をしてきたのか。それを考えたら「ありがとう」って言えると思いますよ。それが言えて初めて「大人の仲間入り」です。
また、親は自分が思っている以上に早いスピードで老いに向かっています。
病気もするでしょう。
体力が落ちたり、目が見えにくくなったり、耳も聞こえなくなり、記憶も薄れてきます。それは「子供の為に」と頑張ってきた疲れが少しずつ出てくるので、今後は親が老いていく姿を見ることになります。そんな時に自分がどうするべきか?は親が子供を育ててくれたように、子が親の面倒を見るのです。それが「家族」ですよ。
彼氏、彼女と付き合うこと。
そのお付合いから結婚になったら、相手の親も家族となるのです。自分の親だけではなく、相手の親を含めて自分たちが老後の面倒を見るんだ!と覚悟して「入籍」をするので、中学・高校・大学のように目先の好きだけで付合う感覚では長く続きません。人を愛すると言うのは、その人の育ってきた環境・家族を含めて愛すること。これができれば幸せは長く続きますし、浮気されたり、浮気することもないので「結婚してよかったね」と思えますし、自分たちの子供も親の幸せを見て「親みたいな家族を作りたい」と願うのです。