「別れさせ」の原則は自主性を誘導するテクニックです

 別れさせ・復縁事例業界裏話

■ 別れさせ屋の業界裏話
弊社には、他社の別れさせ業者で勤務していた方からの「求人募集」も頂いています。その際、研修内容・営業方針などをお聞して思うのですが、強引な業者も多いのだなぁと感じます。
経営者として考えた場合。強引な手法と言うのは、非常に危ないですし、顧客・スタッフを守る意味でもハイリスクな方法です。よって、強引なことは避けるべき方法に思いますね。

例えば、対象者に接触して連絡先を交換する場合。

・悪い方法=連絡先を聞こうとする・聞く
・良い方法=連絡先を聞かれる

この違いがありますが、意味は解りますか?大切なのは対象者が「自主的」に自分の意志で連絡先を聞くことに意味があります。
聞かれた…
教えた…
ちょっとした違いですが、作業終盤の別れ際で悩むケースを考えると自主的な行動から始めるべきなんです。更に言うと「別れる」を決断する際にですね。

・悪い方法=「別れてよ」と接触側が言う
・良い方法=「別れようと思う」と対象者が言う

この差があり、前者であれば強要・恐喝と言われたり、別れさせ業なので別れる代理となれば「弁護士法違反」ともなります。なので、自主的な発言・行動・決断をどう誘導するのか?この辺りが、別れさせ屋を行う業者のスキルとなってくるのです。勿論、接触して「連絡先を聞きました」と作業している業者は、自主性を欠いてますので強引と言えます。ただ、それでトラブルなく良い結果になっていればよいのかも知れませんが、危険ではあると思いますよ。

● 訪問販売でイメージ
突然、インターフォンが鳴って始まる訪問販売の営業トーク。「欲しい」とも思っていない商品を売るので、高度な会話スキルがあると考えておきましょう。ただ、その会話には全て台本(シナリオ)があり、売れる台本を作っているのです。
1ページ目が玄関ドア
2ページ目が会話の入り方
3ページ目が玄関ドアの開け方
4ページ目が玄関に入る
5ページ目がリビングに入る
こんな感じで台本があり、その台本を”ロープレ”として何度も反復練習して鍛えているのです。恋愛も同じだと思いますよ。好かれる台本はABCDと数種類ありますが、口説きたい相手の性格・状況に合わせてAが良いのか、Bが良いのかと合わせます。このパターンが少ないと相手に合わせず、自分の持ち手だけでAのみで実践するので、恋愛成就に届いてない方は多いのではないでしょうか。別れさせ屋の作業も同じで、連絡先を聞かれる部分のパターンは幾つかございます。そのロープレと適応力によって、対象者から「連絡先を聞かれる」となり、「対象者から好意を持たれる」へと進みますからね。

古い話ですが….
10年~15年前だと「女性が携帯を無くした」と、対象男性に告げて携帯から発信してもらい電話番号を入手する。その着信履歴を見て「ありがとう」と連絡して接触する。こんな方法を行っていた業者もあるのですが、それで成功するのは対象男性の下心が強かったり、好みの女性であったからですよね。と言うことは、自主性が強くないので後々に警戒を持たれる原因と言えます。強引に作業すれば、目先の結果は得られると思いますが、その先にある警戒・疑いを考えればお薦めは出来ません。
(記事:URAKAMI)

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