心の扉を開ける「鍵」はどこにあるのでしょう?
女「どこか出かける?」
男「どこか面白いところあるかな~」
女「うーん」
男「外はまだ肌寒いし家でDVDでも観ながらゴロゴロしようか」
バレンタイン、ホワイトデーが終わり、桜が咲く4月までの期間。こんな会話を交わしているカップルも多いのではないでしょうか。季節の変わり目で服装も難しいし、街中も4月からのお花見に向けての準備などで、デートスポットのイベントも一段落します。「行くあてもなく、街中を動き回るのもしんどい」「良いデート先が思い浮かばない」ということで自宅をはじめとする“のんびりデート”が増えるのがこの季節です。
街中では最近、サクッと楽しめるカフェデートが人気のようです。中でも注目したいのが、「本屋カフェ」でくつろぐカップルが目立つということです。お互いが興味のある本の話題で盛り上がる、もしくは本を通じて普段知ることのない異性のパートナーの関心事を知れる、などの機会はいろいろな意味で刺激的なのかも知れませんね。
その人が今まさに手に取っている本というのは、その人が興味を持っていることをタイムリーにあらわしており、その本に関する話題は、“テッパン”と言っていいほど盛る上がれる話題と思います。また、その人がなぜその本を手に取ったのか、という理由を考えることで、その時の心境もはかり知ることができ、一歩進んだ関係になれると言えるのではないでしょうか。
例えば、お相手が手に取っている本が、
・旅行本→気分転換やリフレッシュしたいのかな
・料理本→健康や節約に気を付け始めたのかな
・ファンタジー小説→日常に疲れているのかな
といった具合に、心境が想像できると思います。
男性の場合、1度は「恋愛マニュアル本」を手に取ったことがあると思いますが、そこに「モテるためには女性誌(ファッション雑誌)を読むべき」というアドバイスが書いてあるのを目にしたことがあるのではないでしょうか。厳密には「親しくなりたい女性が読んでいる女性誌(女性ファッション雑誌)」なのですが、男性であれば“女装経験”などかない限り女性目線になり美容や女性ファッションの話題で盛り上がるのは難しい気がします。
「女性誌を読むべき」の真意は、「その女性が目指している目的地を知る」ことです。例えば、
・憧れている女性モデル(有名人)は誰なのか?
・その女性モデル(有名人)はどんな考え方をしているのか?
・ヘアスタイル、ファッション、メイク、ネイルなどにこだわっているのか?
・ダイエットに関心があるのか?
・どんな食べ物(スイーツ)に惹かれているのか?
など“女子トーク”のネタになりそうな関心事は、女性の心や行動の些細な変化を知るために把握しておく必要があると思います。特に、ヘアスタイル、ネイルなどの外見の変化に気付いて褒めることは、「何でわかったの?私のことよく見てくれているんだ」と良き理解者へのステップとなり、特別な感情を抱かずにはいられないはずです。
また、異性のパートナーに対して、
・一緒に旅行に行きたい
・料理ができるようになって欲しい
・整理整頓して欲しい
などの要望がある場合は、それに関する本を手に取って、その話題で盛り上がるのが良いかも知れませんね。直接「~してよ」「~しようよ」と語りかけるより、本を通じて「面白そう」「楽しそう」と思わせたほうが、重い腰を上げてくれる可能性はありそうな気がします。
【補足】
恋愛成就を考えたデートプランを作る場合。弊社では「遠出」を強く推薦しているのですが、これはデートを非現実空間としての考え方があります。例えば毎日の生活(出勤・退勤)を過ごしている空間。これを現実空間とすれば、その空間内におけるデートと言うのは「思い出」になりにくいのです。365日の過ぎていく1日となってしまいます。ですが、訪れた事もない遠くに出掛けると言うのは非現実空間として全ての初体験ですよね。なので、その空間内で起きた出来事・会話と言うのは思い出になりやすいのです。
「好き」を現実空間で365日・365回で言うよりも、非現実空間に旅行1日・1回の「好き」の方が印象に残ります。これは聞き手のイメージにて1枚の画像として残り易いからなんです。よって、私達は恋愛感情を誘導するには日常生活している場所での「大切な会話」は厳禁としています。ちよっとした愛情表現も印象に残して「情」とする方が恋愛効果は高いですからね。