環境が変われば、人の心も変わりやすくなります

 勝てる恋愛テク

「よりを戻さない?」
復縁したいと思って、何度も元恋人に電話をしてみるが、返ってくる答えは決まって「NO」というケース、少なくないのではないでしょうか。めげずに電話し続ければ必ず思いは届くという考えは、早い段階で改めたほうがよいかも知れませんね。

人の心や行動を自分の意図する方向に動かそう、向けようとする時、言葉で言えば伝わる、話せばわかってくれる、という錯覚に陥りがちですが、実際2度3度言って効果がなければ、何度言っても同じと思ったほうがよいでしょう。

では、口で言ってダメならどうすればよいのでしょうか。力に訴えればよいのか、それとも餌をちらつかせて交渉すればよいのか、どちらも相手を動かすことはできるかも知れませんが、それは内側、すなわち心からの行動ではなく、外側からの働き掛けにより無理矢理動いていることに他なりません。

ここで、今一度吊り橋効果を思い出してみましょう。吊り橋のような恐怖を強く感じる場所では、異性に対し、恐怖のドキドキと恋愛のドキドキを勘違いしてしまい、恋愛感情を抱きやすくなる現象です。心に距離がある異性同士でも、恐怖を感じる場所では身近にいる人が誰であれ一緒にいるだけで心強く思いますよね。つまり、口で言ってダメな場合は、場所や状況を利用して相手の内側から心や行動を変えるやり方が効果的な場合もあります。

例えば、元恋人とよりを戻そうとする場合は、電話での説得ではよほど元々のこちらのイメージやタイミングがよくない限り、一旦「NO」となってしまった心や行動を覆すことは難しいので、まずは実際に会う約束を取り付けることが先決となります。最初は10分ほどの面会から始まり、デートのような感じで食事などに誘えるようになれば、相手の心変わりのチャンスも広がりそうですね。

職場の上司、部下が恋愛関係になるケースがありますが、これは上司が部下の環境や状況をコントロールしやすいため、上司が部下に狙いを定めれば有利に恋愛を進めやすくなります。ふたりきりで仕事に取り組む機会を多く設ければ、必然的に心の距離も縮まっていきますよね。このような仕組みを利用しまして、会わざるを得ない状況を作り出し、ドキドキを感じる環境を用意していく計画を具体的に進めていけば、少しずつ相手のほうからこちらに歩み寄ってくる現象を起こすことも可能なのではないでしょうか。

環境や状況と言いますと、場所や空間をイメージしがちと思いますが、ルックスや振る舞いも大きな要素となります。同じ言葉を口にするにしましても、レベルアップしたルックス、思いやりある対応で言われたとしたら、それまで「NO」だったのに、思わず「YES」と言ってしまったというケースも少なからずあるでしょう。人の心を変えようとする時、周りの環境が変われば、その人の心も変わらざるを得ない状況を作り出せる場合もあります。
(記事:スタッフ)

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