意見のすれ違いは「Yes, but」で乗り切る

 勝てる恋愛テク

■ 気分を害さない会話テク.基礎
欧米などの一部では、結婚相手を選ぶ際、複数の異性と同時に交際してその中から最も配偶者にふさわしいと思われる異性を選ぶそうです。もし、あなたがそういった類いの恋愛・結婚観の持ち主だとしましたら、複数と同時進行で交際して異性を選んでいる最中に、交際相手のひとりからプロポーズされたら困りますよね。今は検討中だから結婚までは踏み切れないけれども交際は続けたいと思う時、どのようにプロポーズを断って関係を維持すればよいのでしょうかね。

相手に受け入れられにくく、反論されそうな要求をする時、相手の申し出や反論を否定するようなトークをしてしまうと関係が悪化してしまう恐れがあります。上記のケースですと、自分は結婚まで考えていないのに相手から「そろそろ結婚を考えたい」と言われた際。すぐに「自分は今は結婚を考えていない」と言ってしまうと、当然相手としましては、自分の申し出を否定された、何もわかってくれていないと感じ、心に距離ができることは避けられないでしょう。相手の言葉を受け止めつつ、やんわり断る話法が求められます。

この場合の対処法としましては、まず相手の言葉というよりも気持ち肯定することから始まります。相手の「結婚を考えたい」の言葉に対して、まずは「ありがとう」と言いましょう。そして「わかるよ、その気持ち。私たちはよいパートナーと思う」と相手の気持ちを肯定します。その上で「でも、今は結婚という形にこだわるよりも、もっと心の奥底で繋がりたいんだ。お互いに生活も大切にしながら、離れて暮らしているからこそもっと気付き合えることもあると思う」というように、「Yes,but…」で会話を展開していきます。

同様にケースバイケースで、「わかるよ、その気持ち」の後に「だからこそ今は…」(Yes,sothat)、「もし今結婚しなかった場合、こういったメリットがある」(Yes,If)、「どうすれば、私の考えに共感してくれるかな」(Yes,how)などで対処しても、相手の気持ちを受け入れつつ、申し出を断り、かつ相手を納得させることができるのではないでしょうか。逆もしかりでして、今度がこちらが結婚したい場合でプロポーズして断られたとしましょう。この後の対応も結局、「わかるよ、その気持ち」(Yes)から始まり、「でも」(but)、「だからこそ」(sothat)、「もし、仮に」(If)、「どうすれば」(how)のいずれかで詰めていけば、最終的には相手の意見は「No」から「Yes」に近付いていくのではないでしょうか。

まとめますと、何を言われてもこちらの答えは決まっているということなのですが、最初に相手の気持ちに「Yes」と賛同することで、その後の展開を自分のペースに持っていくことが可能です。
(記事:スタッフ)

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