「釣った魚に餌をやらない」の意味を考えてみましょう

 勝てる恋愛テク

”餌をやらない”
恋愛で口説くまではノリノリで優しかったにもかかわらず、親密な関係になると、急に冷めた態度になってしまう人のことを「釣った魚に餌をやらない」ということがあります。“餌をやらない”理由は人それぞれと思いますが、“釣る”(交際する、親しくなる)ことが人間関係のゴールと認識しており、“育てる”(維持させる、成長させる)という視点が欠けていると思います。

“釣った”(親しくなった)後は、人を利用する、都合よく扱う、一方的に自分の要望を押し付けるという方がいらっしゃいます。親密になった直後は、相手の心が満たされているため、活きがよいと言いますか、こちらの働きかけに従順に応えてくれるケースが多いですが、それが“餌”(心を満たすもの)を与えないまま、月日が経過していきますと、心が痩せ細り、やがては他に心を満たしてくれる存在を求めて逃げ出してしまいます。

人間関係が長続きしない、恋人など身近な人の心が離れてしまう原因を考えますと、この“餌やり”や“育成”に当たる心の充足や成長が不十分と言えるでしょう。では、人の心の充足や成長のために必要なものとは何なのでしょうか?

人によって何に価値を置くのかは、価値観の違いがあるためさまざまです。例えば、あなたが恋人に会いたい時、「会いに来て」と言ってわざわざ恋人が遠方から会いに来てくれたとします。忙しいあなたはそこで、恋人にすぐに肉体関係を求め、交通費と感謝の気持ちを込めて1万円を手渡したとして、それで恋人の心が満たされるのかどうかというのは、その恋人があなたに対し、どんなことを期待して会いに来たのかによるのではないでしょうか。

「忙しい中、少しでも時間をとってくれて交通費までくれた」と感じるのか「自分の欲求を満たすだけで、そっけなかった。予定をキャンセルして駆けつけたのに1万円ぽっちで誠意がない」と感じるのか、これはその人次第でしょう。ポイントはですね。人の期待に応えるか、それを越えなければ、心を満たしたことにはならないということです。

人間関係を釣った魚に例えた時に勘違いしてはいけないのは、ただ“餌を与える”(とりあえずフォローしている)だけでは、心が痩せてしまうケースがあることです。人の心を満たし続けるためには、単なる人(ヒト)ではなく、個性ある個人(ニンゲン)として捉えておく必要があるでしょう。
(記事:スタッフ)

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