片思いのアプローチ、諦める？諦めない？
・諦めなければ思いは叶う
・物事を成し遂げたいならば、粘りが大事
・最後は執念がものを言う
何か困難にぶつかった時、さまざまな困難を乗り越えて自己実現を果たした上記のような偉人の言葉が脳裏を過り、自分も頑張ろう、と奮起されるかも知れませんね。これらの類いの言葉は確かに何か大きな目標を成し遂げるために必要なことを語っているのでしょうが、ごく限られた人間関係や状況に当てはめてしまうと、全く前に進まないというケースも起こり得るのではないでしょうか。
例えば、恋愛には誰もが愛を求めていると信じて異性に「私はあなたのことをこれだけ愛しているんだ」という主張でアプローチし続けたとしましょう。相手が恋愛に愛を求めていれば、その思いは伝わるかも知れませんが、愛を求めていない場合はどうでしょうか。相手からすれば「愛の押し売りはもういい加減にしてくれ」とますます心は離れていくでしょう。
つまりですね、相手が最終的に求めているものがわかっていれば、諦めず粘ってアプローチを続ければ、プロポーズが受け入れられる可能性がありますが、わかっていない時や不明の時は、可能性は限りなくゼロとなります。この場合、お互いの思惑がすれ違っていますので、思惑が一致しそうな別の相手を探したほうが話が早いと考えるのも一つの選択肢です。
これもひとつの愛の形かも知れませんが、相手が仕事を大切しているなら相手の仕事を尊重し、趣味やライフワークを大切にしているならそれらに理解を示して知ろうとするなど、その人自身だけではなく、その人が熱中し大切にしているものも好きか、もしくは好きになろうとする姿勢に対し、人は心動かされ「この人とだったら」と思うのではないでしょうか。
人間関係では、相手と自分の望むものが一致しているか、相手の望むものを自分の望みとして考えることができた場合は、粘りや諦めない気持ちを持つことは大事かも知れません。ですが、全くすれ違っている時は、相手にとっても自分にとっても不利益な行動を繰り返してしまうことがあります。
（記事：スタッフ）