台本と演技で思い通りに進む恋愛もあります
「どうすればよいかわからない」
恋愛に限らず人生で大きな壁や問題にぶつかった時、このように思いながらも、その時に最善と思える行動を選択してしまうのではないでしょうか。行き当たりばったりの行動でうまくいくこともあるでしょうし、うまくいかないこともあると思います。
特に人間関係では相手がどのような行動に出てくるのか、読めないことも多いため、その時々の状況に合った柔軟な対応が大切と考えられる方も多いでしょう。確かにその考えは一理ありますが、大局的に物事の進行を考えた場合、やはり戦略と言いますか、台本や計画のようなたたき台となる基本的な考え方、方針があるに越したことないでしょう。
恋愛をはじめとする人間関係では、相手との関係をどう持っていきたいのか、という視点がなければ、関係はどんどん悪化の一途を辿っていくのではないでしょうか。ここで、人間関係を解消したいのであれば、関係を悪化させればよいのではないか、とお考えになる方がいらっしゃるかも知れませんが、人は何かを失った時、何かを得ようとするため、相手を傷付ければ、それ相応の見返りがあることが想定されます。それは愛であるかも知れませんし、金銭や具体的な行動を要求するものかも知れませんが、結局きれいに関係を解消できるという状況には至りにくいと思います。
引っ付くにしても離れるにしても、追求すべきはケースバイケースですが、大方の場合は相手の満足であり、お互いに納得できる状況を作り出すことです。その状況を作り出すためには、ある程度、本音を圧し殺して演じる必要があるわけで、演じるためには、やはりシナリオ(台本)がなければそう簡単にはできませんよね。逆にですが、台本があるからドラマが成り立つように、ドラマのような恋愛を実現させるためには台本が必要と論理も成り立つのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)