恋人からの反論は「明るい未来が待っているかも?」で乗り切る
「人生はチャレンジだ」と思われている方が直面する障害として、恋人や身近な人からの「現実はそんなに甘くない。無難に生きるのが正解」という反論があるのではないでしょうか。「リスクをとって、もしできなかったら」や「失敗したら」「本当に一緒にいて幸せになれるのだろうか」という相手からの疑問や不信を払拭しないことには、意見が噛み合わず、必然的に気持ちがすれ違っていってしまうでしょう。
ここで、もし過去や現実において目立った結果や成果が残せていないのであれば、相手に過去や現実にあまり目を向けさせてはいけないということです。現実や過去は変えられないので、自分にとって不利な事実があれば「あの時はああだった」「この時もこうだった」と持ち出され、「いや、あれは違うんだ」と弁解に追われ、新たな提案どころではなくなってしまいます。
過去や現実など変えられないものについて議論するということは、事実は変えられませんので、その時点で会話のコントロールを大きく失っています。ですが、未来はまだ事実ではありませんので、言い方にとっていくらでもコントロールすることができるのではないでしょうか。
例えば、何かこういうことをしたい、こういうものが欲しい、ということを伝える時、その気持ちをストレートに伝えていませんか。自分にとってのメリットをひたすら語ったところで相手の心に響くことはありません。こういう場合、あなたにとってこんなメリットがあるかも知れませんよ、もしかしたらものすごくよいことがあるかも知れませんよ、という相手にとってのメリットについて語ったほうが、期待感が持てて、「少しくらいなら話に乗ってみてもよいかな」という感情を抱きやすくなります。
ポイントは「もしかしたら~かも知れない」と、少々大袈裟で肯定的な未来をイメージしてもらうことでしょう。人は誰でも現実から目を背けて“夢”を見たい生き物ですからね。未来に対する期待や希望が大きければ大きいほど今を生きる活力が湧き、一緒にいることの意義を感じ、時には本当にその“夢”が実現してしまうということもあると思います。
(記事:スタッフ)