「人に好かれたい」希望を捨てて楽に生きる
・恋人にフラれてしまった
・生きている意味がない
・死にたい
このように恋人=人生のようなほど相手に依存してしまう方がいらっしゃいます。こういう場合、待っているのは「恋人に嫌われてしまったら」という不安や恐怖、そしてフラれてしまった時の失望感なのではないでしょうか。
そして、こうした不安や恐怖は少なからず的中しています。恋人に限らず対人関係で「失いたくない」や「嫌われたくない」という思いを抱いて何らかの行動を起こす時、そこに恐れや迷いが生じます。思いっきり相手の懐に飛び込めないといいますか、とっさにブレーキを踏めば止まれるように低スピードの安全運転をしてしまい勝ちですが、はたしてそれで効果的な行動ができるのでしょうか。
多くの場合は、必死になって守ろうとしているものとは、被害妄想、自尊心(プライド)、虚栄心など無価値なもので、誰も気に留めないようなちっぽけなものを失うことを恐れているのではないでしょうか。現在の状態が最高で最大限の効果や結果を発揮しているのであれば話は別ですが、大半の方は、多くのものを失っている中で、他人からのちっぽけな評価などを守ることに躍起になって、結局手元には何も残らなくなってしまいます。
時と場合によっては「自分は人から好かれているし、もっと好かれたい」という希望を捨てることも大切です。「別に誰からも大して好かれているわけでもないし、好かれる必要もない」と、よい意味で自分に絶望した時、「もうこれ以上、嫌われることもないんだから思いっきりやってやろう」と自然体のもうひとりの自分が顔を出すこともあるでしょう。変に希望を持って不安になったり落ち込んだりするくらいなら、いっそ希望を手放したほうが楽になるケースもあります。
(記事:スタッフ)