人を惹き付けるオリンピック選手の思いの力

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人を惹き付けるオリンピック選手の思いの力
東京オリンピックでの日本勢の活躍が連日さまざまなメディアで報じられています。金メダルの栄光を手にする選手、メダルを期待されながら敗れていった選手。結果の有無にかかわらず、全力で挑むギリギリのプレーと集中力、そこにかける思いが多くの人々の心に響き、大きな感動を呼んでいます。

全く縁のない競技、縁のない選手のケースがあるにもかかわらず、どうして私たちはメダルを目指して奮闘する選手たちの姿に惹かれるのでしょうか。練習に練習を重ねたであろう技の数々は、研ぎ澄まされて芸術的な美しさの域に達して観る者を魅了します。その芸術的な美しさを生み出しているものは何かを考えますと、それは選手の内に宿る「どうしても勝ちたい」という強い思いなのではないでしょうか。

そうした選手たちの熱い思いは、さまざまなメディアからの情報発信によって私たちの心にも届き、思わず「勝って欲しい」「がんばれ」と祈ってしまった方もいらっしゃるかも知れませんね。

強い思いには、人を惹き付け、巻き込む力があります。「そこまでやるのか」というほど努力、行動している強い思いの持ち主に対し、自分には到底不可能と思えることを達成してみせるのではないか、という期待感を抱かずにはおれません。そうして、自分ができないことをやり遂げる挑戦者の姿を追うことで、その姿に一時でも自分の姿を投影し、感情移入し、想像の中で達成感を味わって感動に浸っているのかも知れません。

上(トップ)を目指すということ、人が到底できないであろうことに挑戦することは、「本当は自分もしたいけど」「できることなら挑戦してみたい」「自己実現したい」などの人々の潜在欲求を揺さぶり、体験の共感と共有によって挑戦や成功のイメージへと誘います。オリンピック選手に限らず、自らも自分の夢や志を持ち、挑戦し続けることで形成される理想の人間関係がそこにあるのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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