“普通”の恋愛は存在するのでしょうか?
多くの人が好きな言葉に「中の上」というのがあります。
恋愛でも人間関係でも仕事でも、めちゃくちゃうまくいったり卓越したりしなくてもよいので、そこそこ楽しめて幸せで“普通”の暮らしができればよい、という発想なのでしょうが、全ての項目の評価がやや平均より上という人や物事と言いますのは滅多に存在せず、何か1つ秀でていれば、別の部分は劣っている、というのが実情でしょう。
傍から見れば、総合点が高そうな人物でも、かかわってみるととんでもない欠点や短所がある場合があります。“普通”よりもやや上を目指す人にとっては、「普通でいいのに、何でこの人はこんなに極端なのだろう」と不満を抱くかも知れませんね。
ですが、“普通”とは何なのでしょうか。“普通”の人と結婚したい、“普通”の会社で働きたいと思ったところで、それはある意味では個性がないことの裏返しでもあります。個性がない、ということは、強みもない、魅力もない、ということに繋がりやすく、それではやはり人の心を強く惹き付けることはできないでしょう。
自分にも他人にも、物事でも何でも、常識は求めても“普通”は求めないことではないでしょうか。強みを押さえ込んでまで、平均的を目指せば、結局総合点としては低いものになってしまいます。そもそもですが、全ての人から高評価を得る必要があるのでしょうか。自分の強みや好きなタイプ、相性や価値観の合う人との関係に集中することで、発展していく人間関係や人生もあるのです。
(記事:スタッフ)