デートも会話も準備で結果が決まる
恋人との会話でもデートでも、その他の人へのプレゼンテーションなど、人に対するもてなしと言いますか、何かホスト的な役割を果たす時、皆さまは事前準備にはどのくらい時間や労力をかけるタイプでしょうか。全く準備せずに行き当たりばったりで臨む方、入念な準備をされる方、人それぞれと思います。
ここでポイントになりますのは、あなたは相手の全ての言動を想定することができるのか、ということではないでしょうか。つまり、その時に相手が望むものを全て把握しているのか、ということでしょう。
例えば、デートの際に恋人が予期せぬ時に、「暑いから喉が渇いた」や「歩き疲れて暑いから座って休みたい」と言い出したら、どう対応しますか。おそらくスマホで該当しそうなところを検索するでしょうが、近くにそういった場所がなかったとしたら、「もうちょっと我慢して」となり、相手としては「えー」となり、デートの盛り上がりも一気に冷めてしまうかも知れませんね。
では、同じ季節、同じデートコースで前回の経験を踏まえて、冷たい飲み物が飲める座れる場所、を下調べしておいたとしましょう。しかし、ここで相手が、「天候も体調もよいし、時間の許す限りいろいろなところへ行ってみたい、休憩なんていらない」と言ったとしても、あなたは下調べしておいたからといって、休憩してお茶することを勧めますか?この場合は、楽しめそうな近場のスポットをできるだけ多くピックアップしておくことが理想だったわけです。
結論としましては、デートでも会話でもプレゼンテーションでも、相手が何を言い出すか、その時に何を望むか、はある程度予想できるものの、その時までわからないこともあるということです。ですので、さまざまな想定内、想定外の事態に備えておくことが重要です。
準備が8割、当日の感性による対応が2割といったところでしょうか。そういうことを踏まえますと、準備で結果がほぼ決まると言っても過言ではないのかも知れませんね。不安の解消や不測の事態への対応を含め、あらゆる状況を想定した準備をすることです。たとえ、その準備したことの1割も出せなかったとしても、たくさんの選択肢の中から最もその時に適したものをチョイスすることが、人への影響力を効果的に発揮する秘訣でしょう。
(記事:スタッフ)