人生という船の舵をしっかりと握っていますか?

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人生という船の舵をしっかりと握っていますか?
大阪のキタやミナミでは、コロナ禍にもかかわらず深夜まで営業し、酒類を提供する飲食店をちらほら見掛けます。大阪府では営業時間短縮や酒類提供の原則自粛を要請していますが、経営難や資金不足から「背に腹はかえられない」といったところが本音でしょうか。コロナ感染や世間からの非難のリスクを冒して営業を続けています。

深夜営業する堂々とする店があれば、マスクも付けずに大勢で酒を飲みながら盛り上がる一行がいるから、店側としても営業が成り立つわけです。中には、我を失うまでベロベロになり、道端で寝込んでいる若者、中年も目につきます。身体と精神のコントロールを失った彼らが向かう先は、いったいどこなのでしょうか。

人生はしばしば航海に例えられますが、自分という船の舵から手を離してしまえば、船はコントロールを失い、場合によっては座礁したり転覆したりしてしまいます。「そんなことはわかっているよ」という方がほとんどとは思いますが、海が嵐の時ほどコントロールを失い、「もういいや、どうにでもなれ」と舵を離したくなるのです。人生という航海で厳しい嵐に遭遇したならば、その時ほどゴールを見据え、歯をくいしばって舵をしっかりと握り続けなければなりません。舵から手を離せば一時的には楽になるかも知れませんが、その後は漂流や迷走といったゴールとは程遠く、しかも望まない未来が待っています。

恋人や家族を投げ出してしまうこともそうですし、度を越えた飲み屋や浮気の誘惑に乗ることもある意味では、舵から手を離している状態と言えるのではないでしょうか。安全で堅実な人生や仲間を投げ出し、またゴールから目を逸らして辿り着く先は、人間関係やこれまで築き上げてきたキャリアの崩壊です。

遠いゴールや恋人、家族との理想の人間関係を見据え、そこに向かって舵を切る決断や覚悟がなかったとしたならば、目先の楽に目が眩んで舵を投げ出しやすくなってしまいます。自分もそうですが、恋人など周囲で舵を投げ出す人が多ければ多いほど、行き着く望まないゴールや未来の責任の1部を負担しなければいけないことを心に留めておきましょう。
(記事:スタッフ)

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