恋人の行動を他人事のように考えていると…
何らかの普段の行動や生活習慣が原因で、災難や困難、苦境、窮地に陥った時、日本では盛んに「自己責任」や「自業自得」が叫ばれます。ここで「自己責任」と聞くと、全くの他人、例えば、テレビやネットニュースなどで有名人が不倫報道で叩かれているのを目にしますと、これは「不倫した本人が悪い。自己責任だ」で済まされるでしょう。ですが、これが恋人となりますと、恋人が叩かれるだけで済まされず、自分の生活や評判にも少なからず影響が出るのではないでしょうか。
恋人が普段の行動や習慣が原因で苦境に陥った時、「自己責任だから知らない」と他人事では済まされません。恋人の不倫・浮気に限らず、生活苦、病気、犯罪などの局面に恋人が陥った時、自分も恋人の行動や習慣による責任の1部を負担しなくてはいけません。「全ての責任は恋人にある。自分は被害者だ」と訴え、周囲も認めてくれるかも知れませんが、同情を買ったところで責任や被害が免れるわけではありません。
結局のところ、恋人によってもたらされるものに対しては、その恋人を選び、付いてきた自分自身の責任も問われるということでしょう。つまりは、恋人によい影響を与えれば、よい恩恵を享受できますし、悪い影響を与えれば、損失、損害を一緒に被ることになります。また、恋人に対して無関心、無干渉を貫いていると、恋人の行動の結果次第で恩恵を得ることもあれば損失を被ることもあるでしょう。
今、恋人は何を考え、どんなことをしているでしょうか。行動を把握しその行動から得られる結果をある程度予想しておかないと、例え知らなかったとしても、よい意味でも悪い意味でも身近にいる自分の生活にも影響が出てきます。恋人に限らず、家族など身近な運命共同体となる人々の向かっている未来について考え、よい影響を与えていくことで得られる恩恵と避けられる損失があります。
(記事:スタッフ)