今、不幸や望まない状況にいるとしたら
今もし自分が不幸や望まない状況にいるとしたならば、それは今までの行動の選択の結果であります。という風なことを言いますと、「そんなことはない」「男(女)運が悪かっただけ」「環境や周囲の人間関係に恵まれなかった」「才能(素質)がなかった」「選択の余地はなかった」というようなことを、声には出さずとも言われる方、結構いらっしゃいます。
幅広い意味で、人間関係、自分の能力(技術)、健康面などの幸・不幸、成功・失敗で測られるものは、少々極端な言い方かも知れませんが、常に苦と楽の選択・判断を迫られています。一言で言いますと、苦とは、面倒臭いこと、多くの人があまりやりたがらないこと、楽とは、快適感情をもたらすやりやすいこと、多くの人が無意識のうちにやっていること、ではないでしょうか。
多くの人は、苦よりも楽な選択に流されています。例えば、自分と相手の距離が空いていて、もっと近付きたいと思ったなら、自分が動く(変わる)よりも、相手に動く(変わる)ことを求めます。また、恋愛をはじめとする能力(技術)開発、健康促進よりも、目に見える自分の欲しいもの、快適感情を得られる経験、すぐに求めているものを得られそうなサービスを選択、利用し勝ちです。金銭面につきましても、安かろう悪かろうではありませんが、得られる利益よりも価格の安さで意思決定する機会が多くなります。
目に見えない自分の来るべき未来を信じることはなかなか難しいのですが、それは今の選択によって確実に訪れるものです。今もし不幸だと感じていたり、望まない状況にいたりするとならば、過去に行ってきた選択を見直してみましょう。面倒臭いことを避け、快適な方に流されている局面が数多くあると思いますよ。
(記事:スタッフ)