人間関係の儚さと尊さを考える
なぜ自分の元から人が離れて行ってしまうのだろうか?
そんなことを考え、自分の至らない点に思いを巡らせ、自分を責めてしまった経験がある方、結構多いのではないでしょうか。それが特に恋人や配偶者など信頼を置いていた人物ならばなおさらと思います。ですが、考えてみれば、生まれてから学校や職場、プライベートでも多くの出会いがあり、そのうち親しくなった人も何人かはいるでしょうが、結果として10年以上、定期的に連絡を取り合っている、親しくしている人といいますのはせいぜい数人ではないでしょうか。そして、無意識かも知れませんが、自分自身もかかわる人を取捨選択し、人の元から去って来ていることに気付くでしょう。
もし、人が自分の元を去ってしまう、人に受け入れてもらえないことを気に留めて、自信をなくしてしまっているとしたならば、それは必然的なことであり、そこまで気を病む必要はないということです。言うまでもありませんが、人の行為をコントロールすることはできません。できることは、自分という選択肢を選んでもらうために必要な情報を提供し、その時の最善を尽くすということだけです。それでもダメならば、人間関係とは、そういうものである、と開き直り、次の出会いに前向きになるほうが、その後の行動も有意義なものになってきます。
恋人、家族、友人、同僚、顧客…etc
自分の周囲を走るさまざまな人という“線”が交わったり、離れたりしていく。離れる“線”があれば、交わる“線”もある。その時に、どう最善の行動ができるのか。そこに人間関係の儚さと尊さがあるのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)