「愛」の正体について考える

 勝てる恋愛テク

男女の関係を考える時、恋愛や愛情など「愛」について思いを巡らせることは避けられない課題だと思います。恋愛に限らず、人生や仕事、宗教などでこの「愛」に関することを土台や理念に置いているケースをよく見掛けますが、「愛」とはいったい何なのでしょうね。

一般的には「恋」は自分の異性への一方的な気持ちで、「愛」は異性に限らず幅広く人を思いやる気持ちと定義されることが多いと思います。そして、「恋」に対して「愛」は見返りを求めない尽くす心として解釈される場合もありますが、はたして本当にそうなのでしょうか。

例えば、親子の愛について考えてみますと、愛は親が子に一方的に与えているようにも見えます。ですが、親にとってみれば子は唯一自分自身に絶対の信頼を置いてくれ、承認し価値を最大に認めてくれる存在ですから、これは親としても価値を認めざるを得ないでしょう。特に共感力の高い女性は、子供が幸せそうにしていれば自分も幸せな気持ちになりますし、男性にとっては心の拠り所や「大きくなったら一緒にキャッチボールがしたい」「有名大学を卒業し、有名企業や士業に就いて欲しい」などのエゴイズム(利己主義)を満たしてくれる存在と言えるのかも知れません。そういうことを踏まえますと、「愛」は一方的に何かを与えているつもりでも、有形、無形の受け取っているものがあると言えそうですね。

相手は自分の何に価値を認め、そして自分は相手から何を受け取っているのでしょうか。何かを思いの籠ったものを受け取る時、お返ししたくなる気持ちを「返報性の原理」と言いますが、普段から恋人や身近な人々が自分に与えてくれているものについて思いを馳せる時、自分の中の「愛」はもっと大きな存在になっていくような気がします。
(記事:スタッフ)

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