目的地を明確にすれば、迷いの不安から解放されます
恋愛に対して不安や恐れを抱く方の特徴として、恋人とどういう状態になりたいのか曖昧である、という点が挙げられます。ただ話せればよいのか、仲良くなりたいだけなのか、それともリーダーシップを発揮したいのか、そのあたりが明確でない場合は、何をしてよいかわからず、一貫性のない対応になりがちです。そうしますと、確信が持てないため自信がなくなり、相手からも自信がなく、何がしたいのかわからないという感じに映るのではないでしょうか。
そういう状態になりますと、何か申し出ても相手から言葉と行動の矛盾を突かれやすくなり、「NO」と言われる機会も多くなるでしょう。結局、少しでも迷いが生じていると相手には何も伝わらないということです。例えば「もしよかったら」や「気が向いた時に」などのフレーズを使って異性を誘ったとします。状況によりますが、それは相手に“逃げ”という選択肢を用意していると言いますか、断られた時に自分が傷付かないように防衛線を引いているわけでして、本当に相手と自分はどうしたいのか、という視点が欠け、相手に主導権を渡しているとも考えることができます。
仮に相手と、何がなんでもこういうデートがしたい、でしたら、理想のデート先やどう誘ったら断られないか、などのすべきことの具体的なイメージを描くことができるでしょう。よくありますのが、異性とどのように接すればよいのかわからない、何を話してよいのかわからない、といったご質問ですが、相手や自分が望むこと、すべきことを一つ一つ明確にしていくことで、そういった不安や恐れからはある程度解放されるのです。
行き先がわからず迷っている状態は不安や恐れで頭がいっぱいになりますが、行き先が見つかり、ナビゲーションされている状態では、何の不安や恐れもありませんよね。自分と相手が向かうべき目的地を明確にすることで、行動も明確化され、自信や確信を持ってそこに向かうことができるでしょう。
(記事:スタッフ)