責任を受け入れ、過去の失敗経験を生かす
・不倫は誘ってきた相手が悪い
・仕事に行き詰まっていてしかたなかった
・借金を返せないのは社会が悪い
・返せない額を貸すほうが悪い
・不幸なのは恋人がしっかりしていないからだ
このように、自分に降り掛かる災難とも言える出来事に対して「自分は悪くない。悪いのは周りや環境だ」という方がいらっしゃいます。確かに、全て自分の責任ではなく、多少なりとも周囲や環境にも責任があるのかも知れません。そして、周囲に災難の責任を押し付け、自分は責任を取ろうとしない、責任を免れようとされる方。それで「自分は全て正しい」と自分を守っているのでしょうが、マイナスのことに関して責任を免れるということは、それに伴う苦痛や痛みから逃れているのと同じことではないでしょうか。
苦痛や痛みの感情は誰もが味わいたくないものです。それ故に、責任を転嫁し自分を守ろうとします。「自分は悪くない。相手が悪い」のだと。ですが、苦痛や痛みの経験なくして、本当にその経験は生きたと言えるのでしょうか。痛い思いをするから、身にしみて自分の何がいけなかったのかを考え、猛烈に反省し、思考や行動、習慣の改善が起こってくるのではないでしょうか。まず自分が責任を取る、行動の結果からくる苦痛や痛みを受け入れないことには、今まで通りの軽々しい行動を繰り返すだけです。
自分を取り巻く状況の結果は、どんなに困難なものとしても、自分で責任を取ると決めることで、自分自身で未来を切り開いていくという意識に変わってくると思います。
(記事:スタッフ)