バラ園をヒラヒラと舞う蝶を見て思うこと

 勝てる恋愛テク

5月下旬から6月にもなれば、野原には草木が茂り、咲き乱れる花も見られます。さなぎからかえった蝶々がヒラヒラと舞い、野原は最も華やかな瞬間を迎えると言えるでしょう。子供の頃に、綺麗な蝶々を間近で観察したくて捕まえようとしますが、ヒラヒラと草木の間をすり抜けて逃げられてしまった経験がある方もいらっしゃるでしょう。同様に、男性であれば、蝶々のように魅惑的で美しい女性に出会った時、思わずアプローチしてみたものの、うまくかわされて逃してしまった。女性であれば、そもそもひとりの男性も自分のことを追い回してくれない、なんてケースもあると思います。

自然界をよくよく観察していますと、人間の世界と同様に、惹き付ける者と惹き付けられる者の関係が成り立っていることに気付きます。美しい蝶々がいる場所は、決まって美しい花が咲き乱れているところです。蝶々は美しい花には甘い蜜が含まれていることを知っているのですが、花は蜜を蝶々に与える代わりに、蝶々に花粉を他の花へ運んでもらっているのです。そうやって花粉が他の花のめしべに付着し受粉すると種子(種)ができます。

草木はですね、自分で動くことができません。動くことができない中でどうやって花粉を他の花に運んでもらおうかと考えたのかどうなのかはわかりません。が、甘い蜜と美しい花を付けることで、蝶々をはじめ蜂や蛾など他の動ける者の力を借りるための仕組みを生み出したのでしょう。

我々人間も花に惹き付けられ、動かされている者と言っても間違いではないでしょう。5月下旬の大阪では、靭公園や中之島公園、鶴見緑地公園などで色とりどりのバラが見頃を迎えています。晴れの週末ともなれば、カップルや家族連れなどで賑わい、多くの人の目を楽しませています。そこで目にするバラなどの美しい花、ヒラヒラと舞う蝶々を注意深く観察していると、人を惹き付けるためのヒントが多く得られるのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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