苦手なこと、大きな障害から逃げていませんか?
・勉強なんてする必要はない
・今のままでも十分うまくやっている
・いろいろな意味で“学歴”なんていらない
・自分には卓越した長所や特技がある」
恋愛や社会で「自分は成功者だ」と語る方で、このようにおっしゃる方がおられます。何が成功で何が失敗という基準は人それぞれですので「自分は成功している」と思えば、それを成功と呼んでも何ら問題はないでしょう。
ですが、自分自身の状態を成功と思ったならば、人はそれ以上の努力はしなくなります。成功というのは、過去の積み重ねによってできた現在の状態であり、「よく頑張った」と自画自賛したところで、未来に得られるものは何もありません。自分が1つの山を登りきったと思ったならば、次のより高い山を探すか、今いる山の土台を大きくするか、などして次の課題を探さない限り、未来における成長、そして成功はないでしょう。
人を最も成長させてくれるもの、成功に導いてくれるものは、苦手なことや大きな障害があるものです。潜在意識では、それを乗り越えれば大きな成果や成長が得られるとわかっていながら、意識下では困難に対する恐れから「そんなことにわざわざ取り組む必要はない」「今のままでも十分うまくやっていけている」と苦手なことや障害から目を背けています。
例えば、教養やスキル、社会的評価の高い資格はあったほうがよい、と思っているにもかかわらず、1歩踏み出して取り組めないのは、「自分にはできないかも知れないし、できるようになる必要もないだろう」という自信のなさ、挑戦しないことで得ている快適感情からでしょう。
人として大きくなりたいのか、そうでないのか?全ての答えは、この自分自身への問い掛けに端を発しています。歩み続けることを選択するのか、それとも立ち止まって安住するにかはその人次第ですが、後者の場合は、結局、立ち止まる自分を肯定化しようとする傾向がありますので、言い訳や人(過去や環境)に責任を押し付けて生きていくという方も多くいらっしゃると思います。
(記事:スタッフ)