未来と目に見えない力に目を向けてみましょう
資産や資源といえば、お金や土地、所有する家・車、肩書き、資格、社会的評価の高い試験結果、ルックスなど目に見えるものを想像される方が多いかも知れませんね。実際に目に見えるものは、見えている、確実にそこに存在している、という安心感があります。恋人など人について考えを巡らせる際も、所有しているものや目に見えるプロフィールがその人の印象に大きな影響を与えることは言うまでもないでしょう。
では、目に見えているものが全てなのか、と言いますと、これにつきましても多くの方は、思いやりや優しさ、気遣いなどの目に見えない部分の人の価値を多かれ少なかれ認めていらっしゃると思います。問題は目に見えるものと目に見えないものの度合いです。目に見えるものは目に見えているため、誰でも容易に信じられるでしょう。問題はどれだけ目に見えないものの力を信じられるのか、ということではないでしょうか。
目に見えないものとは、その人が思い描いていること、つまり思考です。目に見えるものは、過去に欲しいと思い描いたからこそ現在手にしているものでしょう。目に見えないものは、現在は見えないけれども、これからその人がどうなりたいか、どのような未来を作り出すのか、を示す1つの指針になるのではないでしょうか。
思いやりや優しさがあり、気遣いができる人は、これから人と良好な関係を築いていきたいと思われる方でしょうし、好奇心や向上心は、現状に満足せず新しいものを吸収していきたいという思いの現れでもあるでしょう。反対に、人とかかわることに消極的だったり、物事に対して無関心で頑固な心の持ち主だったりしたとしたら、人とのかかわりや訪れる未来に対しても発展性のあることは期待できないでしょう。
恋人や身近な人がどんな思考を描いているかよく観察してみましょう。ともに歩む以上、何も描いていないのであれば、情報によって導いてあげなければなりませんし、否定的な考えを抱いていたら、より肯定的な方向に向けてあげることが、相手と自分の明るい未来を創ることに繋がるのではないでしょうか。
（記事：スタッフ）