タロット占いで恋愛の悩みが解決できる？
カードをめくるだけで自分にとっての最善の選択がわかる、となれば、こんなに楽で迷わなくてもよい人生はないと思います。そういった道しるべといいますか、とるべき行動の道筋を示してくれるのがタロット占いかも知れません。コロナ禍や先行きの見えない日本社会。行き先がわからず迷う人々から「よく当たる」と評判のタロット占い師にネットでの占い希望が殺到しているといいます。
タロット占いは卜(ぼく)術と言われ、おみくじと同じようにめくったカードの絵柄で出来事や行動の選択を占うものです。絵柄が意図する解釈の仕方は、占う側、占いを受ける側によって人それぞれ違い、時には直感的に、時には飛躍した前向きな解釈を行うケースもあるようです。あるミステリアスな雰囲気を醸し出す30代女性タロット占い師への相談内容とその回答例を見てみましょう。
＜相談例-1＞
・相談者：20代女性
・悩み事：彼氏が言うことを聞いてくれない
引き当てられたカードは、「皇帝」で指導的立場、安定基盤、野心などを意味するそうですが、占い師は相談者に対して「彼氏に皇帝のごとく強く意見し過ぎているのではないか。もう少し寛容になってはいかがですか」と助言。
＜相談例-2＞
・相談者：30代男性
・悩み事：仕事がうまくいかない
引き当てられたカードは、「女帝」の逆位(カードが逆さまに出ること)で不満、ワガママ、嫉妬心を意味するそうですが、占い師は相談者に対して「結果を焦るあまり自己中心的な発想に陥っていないか。もっと周囲に目を向けてみてはいかがですか」と助言。
＜相談例-3＞
・相談者：40代女性
・悩み事：夫との喧嘩が絶えない
引き当てられたカードは、「戦車」で情熱、前進、開拓を意味するそうですが、占い師は相談者に対して「情熱的でやりたいこと、やってあげたいことの気持ちが前面に出ていないか。息抜きや気分転換で落ち着いてみてはいかがですか」と助言。
占いの結果から見えてくることは、事実は1つですが、その事実に対する見方や解釈は無数にあり、解決方法も1つではないということでしょう。問題という事実をどういう視点で捉え、どういう解決方法を選択するかは、その人次第ですが、全くどうしてよいかわからない、何を選択すればよいか迷っている人に対して、1つの行動を選択させる、決断させるのがタロット占いやおみくじといった卜術の類いかも知れません。ただタロット占いの結果は、心に迷いが生じている時に、ゴールに通じる複数の道のうちの1つを選ぶヒントになり得るのではないでしょうか。ただ、占いに時間を費やすよりも、現実的な原因・修正・解決へと時間を「投資」した方が相手にとっての「自分」は価値観が上がると思いますよ。
（記事：スタッフ）