「NO」は「YES」に導くためのステップです

 勝てる恋愛テク

① 誘いを断ることが多い
② 誘いを断られることが多い

対人関係を振り返って、皆さまは人からの申し出や提案に対して「断る」ほうでしょうか、「断られる」ほうでしょうか。「断る」ことも「断られる」こともなく過ごせているという方がいらっしゃいましたら、それは充実した対人関係を築けていると言えるのでしょうか?

これは2つのケースに分けられると思います。
①の場合だと、あなたに人徳と影響力があり周囲を理解ある人物で固められているケースです。②の場合だと、あなた自身に主張や意見がなく、申し出をすることもなければ提案することもない。言われたことに対して何の疑問もなく「はい」と受け入れているケースです。

①は理想的な人間関係ですが、②はどちらかと言いますと他人の意向に流されているという印象を受けます。ここで「断る」「断られる」と聞くとネガティブなイメージを持たれるかも知れませんが、「断る」「断られる」とは、理想的な人間関係である①に到達するための必要なステップと考えることができるでしょう。「断る」「断られる」とは、単なる「NO」という意味合いなのかを考えますと、おそらくそのように捉える方がほとんどだと思います。そして、「ああ、この人とは意見が違うから仕方ないな」とかかわることを諦めているケースもあるでしょう。

ただですね、ものは考えようでして、相手や自分自身に対して価値や可能性を感じるのであれば、「断る」「断られる」すなわち、「NO」の後に「BUT」(しかし・でも)が続くのではないでしょうか。

例えば、告白やプロポーズで断られた時、「はい、わかりました」と引き下がるのか、「でも、自分には他人にはないこんな魅力があります」と相手を説得するのか、です。また、断る際でも、断った相手に対して、「しかし、こういう条件を満たせれば考え直してもよい」とチャンスを与えることができるのか、です。つまり「NO」とは相手や自分を「YES」に導くための反論であり、自分が求めるもの、相手が得られる利益を明確に理解しておかなければ、結局のところ「YES」「YES」の理想的な人間関係を築くのは難しいということでしょう。
(記事:スタッフ)

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