人間関係、健康、経済力が“生きる力”のバロメーター
「こんな辛い人生、生きていても仕方がない」
なぜ、こんな風に思ったのでしょうか?
コロナ禍で若い世代を中心に自殺者の数が増えているそうですが、その「辛い人生」の原因はいったいどこにあるのでしょう。昭和から令和の時代へ人の心が生きる希望を失う原因を考えてみますと、昔は経済苦、つまり借金で首が回らなくなって追い込まれて自殺する人が今より多かったように思われます。今は法的な制度もでき、借金でそこまで追い詰められる人は減りましたが、昔は取り立てなどの心理的な圧迫もあり、借金で首を括る人が跡を絶たなかった時代もありました。
もう1つ生きる希望を失う原因に健全な生活が送れなくなってしまうほどの大病や身体的不調があります。こちらも改善の見通しがなく、辛い絶望的な日々が続くくらいならば、いっそ死んでしまったほうが楽なのではないか、という判断なのでしょう。海外などでは本人の意思による尊厳死が認められる場合もあります。そして、今の日本でおそらく最も多い自殺の原因が孤独です。人間は、誰からも愛されていない、誰も愛することができない、などと感じた時、自分自身に価値を感じなくなった時、死という選択をしてしまうのかも知れません。
生きて恋愛を成就させる、恋愛を楽しむためには“生きる力”がなくてはいけません。では、その生きる力とは何なのか?
これは、経済力であり、健康であり、愛に満たされた人生を送るということでしょう。稼げるようになろうとすること、心身の健康維持に気を配ること、そして対人スキルや恋愛力なども駆使し身近な人を大切にするということ、この3点を常に追及していくことを忘れてはならないということでしょう。
(記事:スタッフ)