多くの人は「楽しそう」な方向に流れています
■ 恋人とのデート中・ひとりの時
・バラエティ番組にチャンネルを合わせ見入る
・スマホゲームに興じる
・ユーチューバーの動画配信を視聴する
・面白かった体験を語る
・苛立って感情が刺激された体験を語る
・興味の話題で盛り上がる
これらが「楽しい」と感じることが多いですよね。
人の視点には長期的視点と短期的視点がありますが、多くの人々の欲求を満たせるのは、短期的視点の欲求でしょう。例えば、デートの誘いにしましても相手の好みにもよりますが、「健康とダイエットのために何か体を動かすことをしよう」や「日本の文化を学ぶために美術館に行こう」と誘うよりは、「話題にパンケーキのお店に行こう」や「岩盤浴でゆっくりくつろごう」と言ったほうが応じやすい人が多いのではないか、ということです。
体を動かすことや日本文化を学ぶことのほうが将来を考えると有意義な時間の使い方かも知れませんが、多くの人は、将来の「ためになる」より、今目先の「楽しそう」に流れているというのは、何度か述べて来たでしょう。人が目の前の選択肢から最も選びやすいものは「楽しそう」「楽しい」ものであり、それ以外は、将来必ず利益が得られるという確信がない限り、「楽しくないし面倒そうだからやめておこう」となるケースが多いと思います。
そういうことを踏まえますと、恋人が「会いたい」「また会いたい」「もっと一緒にいたい」と思うためには思いやり、優しさ、ステータス、ルックスなどもあるとは思いますが、欠かせない条件の1つに「楽しい」があるのではないでしょうか。その他の要素で恋敵を圧倒したとしましても、自分に「楽しい」要素が欠けていたとしたら、恋人や恋人の時間が他に流れる可能性が十分にあるということでしょう。
(記事:スタッフ)