オレンジジュースの後にチョコレートを食べてしまうと…
■ 恋人に求めているもの
オレンジオレンジジュースを飲んだ後にチョコレートを食べる、高級食パン・高品質米を食べた後に、低価格帯の食パンやお米を食べる。そんな時、何か後から食べたほうが物足りないな、と感じた経験は誰でも1度はあるのではないでしょうか。人間関係でも同様に、モデル並みのルックスの美女を見た後、もしくは、気遣いができ、一般知識も豊富なイケメンに面会した後に恋人と会うと、比較するつもりはないけれども、どうしても恋人が物足りなく感じてしまうことがあるでしょう。
そんな時、より価値観を感じるほうに流れていくのが正解なのか、ということを考えますと、人に求めるもので上を目指せばきりがなく、結果としての劣っていると感じるほうへの不評・不満が募ってしまうのかも知れませんね。
食材に関して言いますと、調理の仕方や食べるタイミングで美味しく食べる方法があります。オレンジジュースにはオレンジジュースの良さがあり、チョコレートにはチョコレートの良さがありますからね。気温の高い日に、口の中をスッキリさせたい時はチョコレートよりオレンジジュースですし、仕事の合間にちょこっと甘いものをつまみたい時などはチョコレートでしょう。また高級食パンや高品質米は、素材そのものを味わうシンプルな食べ方が理想ですが、低価格帯のものはピザ風やチャーハン風などアレンジ次第で、高級品とはまた違った味覚が楽しめますよね。
人間関係におきましても、その人の良さを生かした楽しみ方、接し方があるということでしょう。若くて美形という外見的でシンプルな魅力を備えている人もいれば、歳を重ねている分ルックス面は劣るけれどもそれだけ人生経験が豊富という魅力について考えることもできます。ポイントは、人間関係についてシンプルに考えるのか、もっと試行錯誤するのか、の違いでしょう。そのためには、たった1つの視点から人を見るのではなく、さまざまな角度から検証することが求められます。
ルックス、トークのほか、思いやり、気遣い、聞く力、経験、その他の専門的なスキルなどについてです。長所を見つけ出すというイメージでしょうか。結局のところ、食材も人も、程度の差はあれ、長所短所があり、試行錯誤することで長所を引き出し、短所にあまり目を向けないことが、食や人間関係を楽しむ秘訣なのかも知れません。調理スキルならぬ人間関係スキルを身に付けるとは、人を生かす手段を多く学ぶということでしょう。
(記事:スタッフ)