お花見ショットを1000枚撮影したコスプレ女性

 勝てる恋愛テク

女性:今で何枚目かな?
男性:次で997枚目!

セーラー服のコスプレ衣装に身を包んでポーズをとる20代と思しき女性、そして一眼レフのデジカメを構えた同じく20代くらいの男性。2人は、カップルなのかと思いきや、敬語で話し合っているので、カップルではなさそう。趣味友か、オタク系のサークルか、はたまた女性がカメラマンに撮影を依頼しているのでしょうか。2人の関係は不明ですが、かなりの枚数の写真を撮っているというのは事実のようでした。

4月初旬、大阪をはじめ関西各所では、桜が満開を迎えています。公園などの桜の木の下では、インスタなどのSNS向けと思われる写真撮影が頻繁に行われ、“奇跡の1枚”が撮れるまで根気強く表情やポーズをさまざまに変えながらスマホで撮影に臨む女性の姿が特に目に付きます。撮影ショットは、一般女性の平均で10枚以上、ヘアメイクや衣装でバッチリ決めている女性で数100枚といったところでしょうか。中には、冒頭のように半日以上至るところでさまざまなショットを1000枚近く撮影している強者もいるようです。

SNSでは、ビジネス、恋愛を含め多くのフォローを獲得するための競争が過熱しています。もちろん、フォロワーの数は、その人の1部の評価に過ぎないかも知れませんが、信頼ある人からの「いいね」の数や投稿画像の出来栄えは、今や無視できないほど大きな要素になり得ると言っても過言ではないでしょう。たとえ毎日のように顔を合わせる相手でもSNSでのやり取りは欠くことができず、リアルよりバーチャルに依存する傾向が高まれば高まるほど、SNSの占める影響力は大きくなっていきます。

ここで1枚しか写真を撮らない人より10枚撮る人のほうがよいショットを選べるという点で有利になることは言うまでもないでしょう。単純比較で10倍にチャンスが広がるわけですからね。となると10枚より100枚、100枚より1000枚のほうが経験値が得られるということも含め、より“奇跡の1枚”に近付けられるのではないでしょうか。同じ写真を撮るという行為でも、1枚撮るのと1000枚撮るのでは天と地の違いほど差が出るでしょう。

成果を上げる最も手っ取り早い方法が数をこなす、ということは度々述べてきたと思います。恋愛に関しても異性に対して、不自然にならないよう接触回数を増やす、感謝される行いをする、笑顔にする、恋愛やコミュニケーションの本を読む、恋愛の勉強をする時間を持つ、恋愛コンサルタントに多くの助言をもらう、など1より10、10より100、100より1000が優位になる法則が成り立つのではないでしょうか。100くらいは誰でも少し頑張れば到達できますが、1000は数%、もっと言いますと10000は0.1%未満の人たちが到達できる特別な領域と言えそうですね。
(記事:スタッフ)

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