言動が幼い恋人を成長させるポイント

 勝てる恋愛テク

■ 恋人から言葉の暴力
恋愛相談で多いのが、言葉の暴力を含むDV(ドメスティックバイオレンス)、恋人がキレやすい、頻繁に嘘をつく、といった性格的、人間的な問題に関することではないでしょうか。これらのような性格を持っている恋人と交際してしまったら、「性格悪いから早く別れたほうがいいよ」と親友から言われ、自分でも納得しつつも、すでに情が入ってしまってなかなか別れられない、でも一緒にいると辛いしこのままでは幸せになれるとは思えない、という何とも耐え難い心境なのではないでしょうか。

このように、恋人のある意味で幼さに起因する問題行動に直面した時、なぜそのような言動をするのかということに目を向けることで解決のヒントが見つかる場合があります。まず暴力に訴えたり、キレて大声を出したりすることについてですが、それはパワーがあることの裏返しと捉えることもできます。パワーの向ける先が間違っているだけで、感情をうまくコントロールできるようになれば、仕事や趣味の分野でそのパワーを発揮できるということもあります。

「売り言葉に買い言葉」という言葉がありますが、言われたから言い返すという行動をとっていたのであれば、当然相手の怒りの感情はエスカレートしますます話し合いは困難になります。かといって、言いなりになれば、キレれば思い通りになるという誤った認識を与えてしまいます。冷静を心がけ、諭すようになだめ、納得してもらう大人な対応が理想でしょう。

もう1つ恋人の行動で厄介なのが嘘や約束を破るということです。こちらにつきましては、とことん嘘や言い訳に付き合ってみてもよいでしょう。嘘を暴いたり、言い訳を否定したりしたくなる気持ちを抑え、相手の作ったストーリーに目を向けることで、これまで気付かなかった相手の抱える心の闇が見えてくるということもあるでしょう。その人物が嘘や言い訳によって達成したいこととはどんなことなのでしょうか?自分自身を大きく見せることで自分の価値を認めて欲しいのでしょうか?それとも、恋人の前で強い自分を見せるために影で浮気相手に甘えている、ということもあるかも知れません。

では、結局のところ恋人の問題行動はどのようにすれば止むのでしょうか?制裁や罰などの力で抑止する時でしょうか?これはさまざまな方法があるかとは思いますが、内的すなわち本人が心からその問題行動を選択しなくなるために必要なものは、その行動以外を選択することで喜びを感じた時ではないでしょうか。思いが通らない時、話し合って人とわかり合えた、絆が深まった、弱音も不満も本音で話し、理解し合え、お互い一緒にいることが自然体で楽になった、などです。

つまり人を成長させるポイントは、関わることでより多くの喜びを感じてもらうことであり、それが心が育つということの本質ではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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