心が病んで立ち直れない時、暗示力で乗り切る
・日々あらゆる面で私はますますよくなる。
・私にはできるはずだ。
・不可能なことは何もない。
上記のような言葉を聞いて、どう思われたでしょうか?
「そんなわけはない」「何を言っているんだ」と思った方、「もしかするとできるかも知れない」と思った方、さまざまでしょう。前者と後者どちらの感想が正しいのかを考えますと、どちらも正しいと言えるのかも知れません。
前者と後者の感想は全然違うじゃないか、とツッコミたくなる気持ちはわかりますが、できる、できない、よくなる、よくならない、は誰にもわからないと言いますか、思い描いていた通りになりやすいということを踏まえますと、頭の中に描いた未来が正解ということになるでしょう。
どうしても自分に自信が持てなかったり、モチベーションが上がらなかったりする時に最後に頼るのは暗示の力です。フランスの精神科医、エミール・クーエ氏は、1800年代後半から1900年代前半にかけて、当時、手の施しようがなかった難病の患者を暗示の力1つで完治させたとされています。これには医学的な根拠があり「病は気から」と言われますが、不安や緊張、悩みをポジティブな暗示で取り除くことで、自己回復力を高めたという1例でしょう。
恋愛におきましても、不安や緊張、悩みなどのネガティブな思考は大きな障害となります。不安や緊張、自信のなさからオドオドしたり、悩みやストレスから情緒が不安定になったりすれば、自分のコントロールを失い、相手をコントロールするどころではなくなってしまいますよね。また、人は頭で思い描いていることを現実化する力がありますので、ネガティブなことを思い浮かべれば当然ネガティブな結果が現実化されてしまうわけです。
「そんなことはわかっている。ただポジティブなことを思い浮かべようとしても、過去の経験からどうしてもネガティブなことしか考えられないんだ」という方、結構いらっしゃるでしょう。この負の連鎖を断ち切る方法こそが暗示の力です。(自分は)「モテる」「恋愛のエキスパート」「恋人に最も貢献できる人間」「恋人との関係はますます発展していく」などポジティブなことを唱え続けてください。声に出すことが難しい人は、スマホのメモや紙に書き出し、毎日眺めてみましょう。
2-3日では効果が薄いかも知れませんが、何ヵ月、何年と続けていると、脳が勘違いして本当にそっちの方向に体が向き始め、行動が変わります。いつの間にか向上心を持って恋愛を学んでいる、恋愛に取り組んでいる自分がおり、気が付けば結果が出ているということもあるでしょう。モチベーションやポジティブ思考の原動力となるのは、先の見通しであり、自分自身の可能性を信じられるかどうかにかかっている部分が大きいのです。心からそうは思えなくても、口に出している、毎日見ているうちに、心からそう思えるようになってしまえることがあります。
(記事:スタッフ)