変えられない運命、変えられる未来
■ 運命の出会い、運命の人、運命のなせる技
「運命」と聞くと、恋愛や人生におきましてプラスのイメージを持たれる方が多いかも知れませんね。特に「恋愛運」に感心が高い女性が多いように、運命に身を委ねるではありませんが、運命とは、自分をよい方向へ導いてくれるものと解釈されている方が大半ではないでしょうか。
ここで運命について考える時のポイントとしまして、はたして運命は、人の意志や行動を超越して働くものなのか、もしくは自分で切り開くことができるものなのか、という点です。自己啓発本などには、しばしば「運命は変えられる」と書かれており、一方で、占いや宗教の類いの主張では「運命を受け入れなさい」と語られます。運命は変えられるのか、それとも変えられないから受け入れなければならないのか、いったいどちらなのでしょうね。
別れさせ屋として恋愛ビジネスに携わる立場から言いますと、「運命は変えられない」が適切な認識のように思います。例えば、当ブログを読まれている方は、何かご自身の恋愛に悩まれてここに辿り着かれたのでしょう。現在恋愛に悩まれているということは、過去もしくは現在に対してあまりよい結果が得られていないのではないでしょうか。もし、現在得られている結果について、少しでも後悔し、「自分はダメな人間かも知れない」と自己嫌悪感を抱き、自信を失うことがあるとするならば、過去から現在に至る過程は、変えられなかった運命と認識すべきでしょう。
それは運命だったので変えられなかった、その結果にならざるを得なかったわけです。では、運命は何のために、過去や現在の困難、苦境を皆さまにもたらしたのでしょうか?苦しめるためでしょうか、はたまた不幸に陥れるためでしょうか。これは、過去や現在の状況から学び、よりよい未来を作れるようにきっかけを与えてくれている、と捉えるのが理想でしょう。
過去や現在の運命は変えられないけれども、そこから学び、考え方や行動を変えることで、未来の運命は変えることができます。過去や現在の結果が教えてくれることは、このままでは同じ結果しか生まない運命である、ということです。つまり、運命とは、得られた結果の数だけ、経験や年齢を重ねれば重ねるほど、コントロールの幅が大きくなっていくものなのかも知れません。
(記事:スタッフ)