てこでも動かない相手に出くわしたら
・どうしても
・何がなんでも
・絶対に諦めたくない
このように勝負事や恋愛で最後に正否を分けるのは、粘り強さだったり根性だったりするケースがあります。思い描いていることを実現するために恋愛でも何でも強い気持ちを持って挑むことが大切なのは言うまでもないことでしょう。
ただですね。勝負事と恋愛の違いは、勝負事は勝てば官軍なのに対して、恋愛は勝ってもその先があり、もっと言うならば(恋敵に)勝つことももちろん大事ですが、恋人の心を掴み続けることがもっと大事と言えるのではないでしょうか。
異性もそうですが人の心を掴むために最も重要なことは、その人に貢献することです。多かれ少なかれ、精神面、感情面、物質面などの欲求充足に貢献することができなければ、人に好かれるということはあり得ないですよね。一方的に「好き」という思いを押し付けたり、暴力などの力で相手をコントロールしようとしたりしたところで、それは貢献というよりも足を引っ張る行為ですのでマイナス評価となってしまいます。
自分の行為がプラスとマイナスのどちらに働くのか、について意識した上で確実にプラス評価を積み上げていける状態を作り出せたとしまして、そうすると必ず望む恋愛は成就させることができるのでしょうか。これはできないことはないが、かなり困難なケースもあるという言い方が適切かも知れません。
例えば、恋愛相手が既婚者で配偶者、その子供と非常に強い絆で結ばれている時。どんなに恋愛相手へのプラス評価を積み重ねても、配偶者や子供との絆の強さには到底及ばないことがあります。また、恋愛相手と年が20歳以上離れている場合などは、相手がよほどの年上好みでもない限り現実的にカップル成立は難しいでしょう。
言いたいことは、最初から諦めるというのではなく、何度が試みて自分の評価を上げる方法はわかったけれども、恋人関係になるまでは到底及ばないと判断されるケースです。どれだけ粘っても、根性を持って挑んでも、無理なことは無理なケースがあるわけでして、この場合は、ある程度の期間で見切りを付けて諦めることが肝心でしょう。ケースバイケースですが、長くて3年アプローチして進展がなければ、別の可能性を探ったほうがよいかも知れません。
意中の異性に貢献して貢献して貢献して、それでも好かれなければ諦めるということ。この判断の根底にあるものは、自分の行為は変えることができるけれど、他人を変えることはできないということです。ですので、てこでも動かないという相手に出くわしたならば、さっさと立ち去るという選択肢も用意しておいてもよいのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)