恋人が惚れ直すための魅力を開発する
■ 好きになった理由・好かれた理由
恋人の好きなところは?と聞かれて、出てくる回答と言えば、思いやりがある、優しい、笑顔が素敵、面白い、一途などが思い浮かぶ方が多いかも知れませんね。仮に10年間連れ添ったとして同じ質問をしたとしたらどうでしょうか?。長く連れ添ううちに最初の印象とは全然違うものに変わってしまった、本性は全く違うものだと気付いた、人生経験を重ねるうちに恋人の当初魅力的だと思ったものが実は大したことなかった、なんてケースもあるのではないでしょうか。
時や環境が変われば、人の価値観も当然変化します。もし1点のみの魅力で恋人を惹き付けているとするならば、それはかなり危うい関係と言ってもよいかも知れません。例えば、話が面白い、笑顔が素敵などの魅力に惹かれて結婚または同棲したとしまして、不潔で整理整頓が苦手、掃除、料理などの家事が全くできず、金銭的にもだらしないとしたならばどうでしょうか?おそらく今まで見えていなかったマイナス面に気が行き、好意よりも嫌悪感のほうが募る可能性もあります。また、自分が最も魅力的と感じている異性の魅力に対して、魅力的と感じなくなってしまったら。当然好きという感情も薄れていくでしょうね。
人間関係は、現状維持、つまり何もしなければ衰退の一途を辿っていくというのはこれまでも述べてきたと思います。スルメイカは噛めば噛むほど味が出るとは言いますが、実際は噛み続けると味はなくなってしまいます。人間関係もしかりでもともとあった魅力だけで異性を長年惹き付けるというのは難しいということです。味がなくなることに備えて、定期的に味付けしないといけないということでしょう。
この味付け作業とは学習です。話が面白いことが恋人を惹き付ける魅力だとするならば、もっと面白い話ができるようになっているか、笑顔だとするならば、もっと素敵な笑顔が作れるようになっているか、そういった日々の向上心と振り返りが重要です。また、もともとあった魅力を伸ばすだけではなく、新たな魅力を付け加えるという方法も効果的でしょう。料理下手→上手、ファッションセンスが悪い→よい、仕事ができない→できる、など具体的な魅力に対する価値観がプラスの方向に変化すれば、人物そのものの評価についても見直す、惚れ直すといったことがあるでしょう。
1点の圧倒的な魅力を追求していくのか、別の魅力を開発していくのか、それとも、これら両方を目指していくのか、客観的に恋人から見た自分を定期的に評価しておく必要がありそうですね。個人的には、1点の魅力だけでなく、さまざまな分野の能力を開発していくことが他人と比較されない、飽きられないポイントと思います。例えば、若さや体力など加齢とともにどうしても衰えてしまうものもありますからね。そういった魅力の減退を防ぐとともに、経験を積むに連れて深まる魅力、能力の開発が効果的ではないでしょうか。
(記事:スタッフ)