恋愛維持のために我慢していませんか?
我慢、忍耐、打たれ強さ。昭和生まれの方であれば、そういった根性論を教師や上司に叩き込まれた方も多いかも知れませんね。恋愛をはじめとする何か目標達成を果たそうとする時、代償を支払うという意味で、この我慢、忍耐などがしばしば求められます。恋人や家族との良好な人間関係を維持するために、恋人・家族サービスという言葉が用いられますよね。また、同棲や結婚などの共同生活におきましては、お互いの生活観、恋愛観の違いを受け入れるため、多少の我慢や忍耐が必要でしょう。
恋人に気分よくなってもらうために、自分のためのお金も時間も全てを費やして関係を維持する、良好に保つということを考える時、犠牲を払うという意味で、我慢や忍耐という考えが成り立つことがあります。これは、求める恋愛を手に入れているので、ある意味では正解と言えば正解でしょう。ただですね、この我慢、忍耐というのは、終わりが見えている時にそれまでは頑張ろう、という気持ちにさせるものでして、この先も長年続くと思われる終わりの見えない恋愛では、よほどの精神力の持ち主でもない限り、我慢、忍耐を貫くことは難しくなります。
結局「結婚生活の維持は我慢が大事」と自分を圧し殺したところで、4~5年が限界でして、限界に達すれば、自己防衛本能から我慢や忍耐を投げ出すように働くわけで、一方の我慢や忍耐で成り立つ恋愛関係は極めて危ういものと言えるでしょう。
では、我慢や忍耐をせずに恋愛関係を維持するためには、どのようにすればよいのでしょうか。これは、自分が無理をしない生活習慣、自分が気分よくできる恋人への奉仕を考え、注力するということではないでしょうか。例えば、料理が嫌いな人が、料理で恋人に貢献しようとすると、日々無理を強いられますよね。ですので、自分が気分を害することにはできるだけ取り組まず、他の内食、中食、外食サービスに任せるといった発想も大切です。逆に、料理は苦手だけれども、整理収納は得意ならば、部屋の片付けや整理で大いに貢献するのが、自分も恋人も気分よくなるわけで長続きできるわけです。
デートの行き先も同様に、恋人の行きたい場所だけに着目するのではなく、恋人も自分も行きたい場所を選択することで、自分も恋人も気分よくなりますよね。終わりの見えない恋愛で大切な習慣形成は、我慢、忍耐より気分よく、楽しくがポイントとなります。
(記事:スタッフ)