聞き上手がモテる本当の理由

 勝てる恋愛テク

「聞き上手はモテる」
この言葉は恋愛について勉強したことがある方であれば、誰でも1度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。では、何でも「うんうん」と聞いていればよいのか、と言いますと、これは違うわけでして、リアクションや共感、時にはその人の抱えている悩みや問題解決策の提示、提案も必要なわけです。ただ恋愛ノウハウ本にしばしば書かれていることで、「女性の愚痴など話は、とにかく聞くことに徹する。決してアドバイスしようとしてはいけない」というのも1度は目にしたことがあり、実際にそのことを実践されている方も多いでしょう。

人の話を「聞く」について、いったい何が正しいのでしょうか。本当に聞いたことに対してアドバイスや意見を言うことは間違いなのでしょうか。異性に対してリーダーシップをとるためには、発言や提案は不可欠なことでして、ただ話を聞いているだけでは、相手のペースとなってしまい、自分の理想の恋愛を実現させることは難しいでしょう。

そもそもですが何故、人の話に耳を傾けなければならないのでしょうか?圧倒的なルックスのイケメンや美女が一瞬で異性を虜にしているところなどを見ますと、聞き上手=恋愛の成功者という概念も崩れ去りそうですよね。ですが、あえて言わせていただきます。聞き上手が恋愛の成功者になり得ると。芸能界の誰もが羨む美男美女のカップルでも破局に至っているケースがあります。逆にですが、何でこのカップルは長続きしているんだろう、と首を傾げたくなるくらいアンバランスなカップルもいます。

人の話を聞くことの本質は、相手の望むものを明確にすることです。何を望んでいるかもわからない状態でアドバイスや提案をしたところでピントはずれとなり、押し付けがましくしなりますよね。そのため、ただ話を聞くだけでなく、質問力が求められるわけです。望みが不明瞭な人には、具体例をあげながらのYes、Noで答えられるクローズドクエスチョン、望みが明確な人には、Yes、Noで答えられないオープンクエスチョンが効果的でしょう。本音に迫るためには、時には高圧的に、時にはあっさりと引き下がるなどの駆け引きも必要かも知れません。

そうして相手の望みを明確にしたならば、相手の望む未来の延長線上に自分という存在が来るように印象付けていくことです。例えば、相手が結婚を望んでいるのであれば結婚を前提としたトーク、結婚はまだ早いと考えているならお互いの生活を尊重しつつ、恋人同士としてお互いサポートできることはサポートしていく、といった具合にです。

相手が進もうとしている道に入り込むイメージでしょうか。ただ相手の道に入り込んだからといって、相手の望む道を歩む必要はありません。相手を自分の道にも引きずり込むために、相手の道に入るというのが正確な表現と思います。
(記事:スタッフ)

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