ウケるためにテンションと場の空気作りを
■ ネット上に溢れる恋愛テクニック
ネット上にアップされている恋愛テクニックの数々をみていて思いますのが、小ネタと言いますか、「絶対に異性がおちる」「テッパンでウケる」といった類いのトーク事例集のようなものが目に付きます。最もらしく恋愛マスターと称する人物の解説まで添えられているものまであり、実際に参考にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、実際にネット上の恋愛トーク事例を試してみると、全くウケない、おちるどころか場がしらけた、引かれた、など逆効果だったという経験談をよく耳にします。いったい何故なのか?
この原因は、対象とする異性やその場が求める雰囲気とこちらの言動があっていないということがあります。テッパンのトーク事例というのは、当たる確率は通常のトークよりは高いかも知れませんが、必ずしも当たるとは限りません。正確には、ある条件が成立すれば当たると言えるような気がします。
では、そのある条件とは何なのか?
1つは、ルックスをはじめとする圧倒的な異性的魅力を有していることでしょう。飛びっきりのタイプのイケメン、美女だったら、何を言われても嫌な気にはならず、むしろ話し掛けられたことに対して好意的に受け取れますよね。
もう1つは、テンションと言いますか、場の空気が暖まっていることと思います。面白い話には、起承転結、フリ・ネタ・オチがありますように、笑いを起こしたり、異性をおとしたりする空気を本題に入る前にいかに作り出せるか、が重要でしょう。
例えば、話ベタな人が面白いトークをしようとしましても、しどろもどろになってかえって違和感しかないと思います。この場合、その前に誰かと話すか、最初に相手と適当な話題で盛り上がって自分や相手のテンションを上げておくことが求められます。テッパンのトークというのは、人との関係性ができてはじめて成り立つ側面が強く、特に場違いの状況で初対面な相手には通用する可能性は極めて低いと言えるでしょう。
結局のところは、状況に応じた気の利いたフレーズ、会話ネタを見付ける技術なくては、テッパントークも効果が薄くなってしまうわけです。気の利いたフレーズや会話ネタの本質を考えますと、これはやはり慣れや洞察力もありますが、相手の立場に立って考える、ということが1番ではないでしょうか。
(記事:スタッフ)