女性は、弁護士の道を諦めた無職男性となぜ結婚したのか?

 別れさせ・復縁事例

ある男性は10年間、弁護士を目指し司法試験に落ち続け、気が付けば30代、そして無職。貯金もなく、職歴や法律の知識以外の目立った技能もない。10年間の試験勉強と度重なる挫折で疲れはて、何もする気になれず、自信もなくし、無気力になっていたと言います。当然、「恋愛は司法試験に合格してから」と決めていたため…恋愛経験も乏しく、異性との接し方もわからず、出会う女性からも「負け犬・ダメ男」としてすぐに距離を置かれました。

・10年間も司法試験を落ちている
・無職
・貯金ゼロ
・口下手
・特殊な技能にも乏しい

これだけの情報だと?
「夢ばかり追い掛けて何やっているんだろう」
「将来性はない」
「一緒には居れない」
「親にも、友達にも紹介できない」
「結婚なんて考えられない」
「自慢できる人ではない」
こう感じるのではないでしょうか。
ただ、そんな人生のどん底にいる男性の前に「結婚してもよい」というひとりの女性が現れます。彼女は20代後半で接客販売の仕事をしており、明るくパワフルで同性異性を問わずに周囲を元気にするタイプ。人当たりのよさから営業成績はいつもトップクラスです。

男性からすれば、まさに青天の霹靂だったわけですが、彼女が男性のどこを気に入ったのか?ここがポイントです。彼女は、求職中の男性が彼女の職場を訪れた際、10年間も司法試験に落ち続けた話を耳に挟みます。そして言ったのが…「すごいじゃない!」だそうです。

いったい何がすごいのか?
1発で合格したなら「すごい」もわかりますが、実際は受かっていないわけですからね。女性が着目したのは”10年間も挑み続けた”という点です。普通なら、生活や世間体、モチベーションを維持できず3年~4年で諦めてしまうでしょう。この考えから彼女は、10年間も挑み続けられる人とは!

・一途な人
・根気強い人
・諦めない人

こんな第一印象で、それが衝撃だったのだそうです。その後、男性は営業職として実績を挙げて独立、経営コンサルタント会社を立ち上げる。業績が右肩上がりで、誰もが認める成功者となっていきます。30代の弁護士試験を挫折したばかりの男性を見て、誰がこのような未来を想像できたでしょうか。40代となった男性の現在と言えば…仕事で成功を収め、家庭では妻と子供ファースト。彼女が、幸せな日々を送っていることは言うまでもありません。

「結果」と「過程」のどちらから人となりを見るのかは人それぞれです。ただですね。表面的ではなく、もっと人の本質的なところに目を向けなければ、見えてこない未来もあるということでしょう。

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