恋愛の“マナー違反”を取締りますか?
スピード狂なトライバーだと「パトカーは敵」、罰則を科す厄介な存在と認識しているでしょう。一時停止や右折禁止をうっかり見落とした、急いでいて「誰も見ていないし」と無視した。そんな時、”ピーッ”っと笛で警察官から制止され違反切符を切られてしまった。そんな経験がある方もいらっしゃるでしょう。
違反してしまった時のドライバーの心理を考えると。
「交通違反をしてしまった」という罪悪感より…
↓
・点数を引かれる
・運転免許証がゴールドではなくなる
・罰金を取られる
これらの損失についてまず脳裏を過ると思います。取り締まった警察官の対応にもよりますが、警察官に対して敵対感情を抱きやすく、
「腹が立つ」
「やられた」
こうやって周囲に愚痴をこぼす方が大半だと思います。人間は感情的な生き物ですからね。「反省は理解している」けど、「苛立ち・怒り」が先行するケースは多いでしょう。
先日、ドライバーが右折禁止の標識を見落とし、右折しようとした瞬間。
”ピーッ”
警察官が見ており注意されているのを見掛けました。ドライバーは取り締まられたと思い、警察官の方に駆け寄ろうとします。ですが、警察官は「違反はしてないので、行っていいですよ。気を付けて」。こんなジェスチャーをし、ドライバーは一礼してその場を去りました。
交通違反の抑止力という意味で取締りと罰則はもちろん必要なのですが…。前者と後者の警察官の対応で、警察官に対する印象は変わりますからね。
↓
・前者は敵であり、罰を与える人
・後者は味方であり、よき理解者
こうなりやすいと思います。警察官に限ったことではなく、対人関係で前者に分類された場合。言われたことに反発したくなります。後者だと「あの人の言うことだから聞かないといけないな」と受け入れやすくなります。人により意見を受け入れる・受け入れないか、これは正当性よりも、好きか嫌いか、敵か味方か、で判断しているケースが往々にあるのです。
恋愛関係では、自分の意見を通して、相手を説得するために必要なことは?、まず敵、罰を与える人、と認識されないことです。相手へと小言を言いたくなることもありますが、自分にとって問題となる行動を起こす前に是正する。事前対応を心掛けるだけで、敵対関係になることを防げるケースもあるのです。
交通違反と同様に、悪意があるにしろ、ないにしろ、相手がうっかり恋愛の“マナー違反”をしたら。どのような対応ができるかが、先の恋愛関係を決める分かれ目になりそうですね。