恋人との口論で、やられたらやり返していませんか?
「論争」や「口論」と聞けば、「やられたらやり返す」ですか?
言われたら倍言い返さないといけない。相手の矛盾を見つけて言い負かさないといけない、と考えている方も居られます。
そのやり返した先に待っているものは、やり返した側からすれば、優越感や達成感に浸れるでしょう。ですが、やられた側に募るのは恨み、辛みや敗北感、虚無感ではないでしょうか。討論や異性を奪い合う局面などライバル(恋敵)と競争の際。この考え方でも良いのですが、恋愛関係で相手をやり込めてしまえば、良好な人間関係を築くことは難しいと思います。
では、恋人と意見が合わない、や衝突した時、どのように対処すればよいのか?。人間関係に冷めてい思われるかも知れませんが、人とのコミュニケーションの本質はですね。「ギブアンドテイク」です。恋人との論争や交渉に臨む際、自分が相手に提供できる価値について常に意識しておくこと。これが無いと、WIN-WINの関係どころか、お互いを傷付け合ってしまう喧嘩両成敗、すなわちLOSE-LOSEの結果が待っているのです。
恋愛コンサル的に異性に提供できる最大の価値について考えた場合。これは話し合いの時間を含め、相手から一緒に過ごす時間にどれだけ価値を見出だしてもらえるか。になります。では、どうすれば一緒に過ごす時間を見出だしてもらえるのか?
この最大のポイントは、利己的(自己中心的)ではダメだと思いますよ。利他的(相手中心的)な発想、価値観を意識して相手に臨むということでしょう。
勿論、自分の要求は通さないといけませんからね。相手から見て、自分よりも相手のことを考えているように見せる試みが重要となります。この意識がなければ、単なるワンマンな人、わがままな人、DV傾向の人と思われるでしょう。
● 事例
浮気を繰り返す彼氏、彼女の対応を考えてみます。
「私より若い娘とばかり浮気して」
「傷付いてる私の気持ちも考えて」
「あなたの自由な性格も、金遣いの悪さも我慢してるのに」
「私だってやりたいこと思いっきりやってやる!」
よりも…
「浮気はしないって約束したよね」とした上で、
「何か悩みや不満でもあった?」
「あなたのこと嫌いになりたくないから、私にだけは嘘を付かないでね」
「若い娘にあなたの本当の良さはわからないわ」
この流れに進めるほうが、浮気防止と関係強化に繋がりやすくなります。恋人との関係で悩んでいる方。自分中心から、相手中心の発想に立つことを今一度考えてみましょう。