自己実現と心の余裕で“病気”を遠ざける
「病(やまい)は気から」とは、よく言われることです。
最近は新型コロナの影響もありますからね。直接的にも間接的にも、心や体を病む人が増えていると感じます。
誰でも、心身の疲れが蓄積したり、自由が利かなくなるほどの病に伏した時。他人に対して気に留められなくなりますよね。
もし、みんながみんな、このような状態だとしたら?人間関係のすれ違いや衝突が絶えません。精神的ストレスの積み重ねが引き金となり、自暴自棄・身体的な不調を引き起こします。
睡眠導入剤や精神安定剤の服用が日常茶飯事という方がいらっしゃいます。明らかに心身の正常なバランスを欠いていると言わざるを得ません。結果、食欲が急激に増す(減退する)、飲酒や喫煙に走る、慢性的不眠と日中のだるさ、行動意欲の減退、感情面の不安定(起伏が激しくなる)など。恋愛や人付き合いはもちろん、日常生活も困難になるケースが見受けられます。
幅広い意味で病む人の共通点を考えますと…。他力本願だったり、社会情勢や周囲の環境に流され過ぎている、振り回されている。これらの傾向があると思います。
自分なりの価値観や判断基準で行動できない原因とは?目指す終着点(目標)が曖昧なことが挙げられます。曖昧な目標だと、そこに向かうための具体的行動に移し難いですからね。結果、どうして良い分からず、日々の生活や周囲の意見に流され易くなっています。
仮に「常にベストコンディションで恋愛に臨む」という目標を設定したとします。規則正しい食生活、健康維持、生活習慣は基本ですよね。対人スキルやストレス管理・発散法、冷静かつ客観的視点の習得も望まれます。
社会環境で人に言われるがまま行動し、言われたことを信じ込み、誘われるがままに応じていれば、自分主体の行動なく、当然、自分の意図しない終着点に向かってしまうと思いますよ。
漠然とした理想と、望まない現実のギャップから生じるストレスが病の正体かも知れません。なので、自分が心から望むことを今一度考え直してください。「できないこと」よりも、「できること」がより鮮明になってくることもあります。コロナ感染や「コロナ鬱」、その他の精神的ストレスや精神疾患に立ち向かうため。自己実現への取り組み、そして心の余裕が一層求められているのではないでしょうか。