「人を愛する」2パターンの使い分けを解説
恋人や家族など「人を愛する」ことについて考えた時。
以下が思い浮かぶのではないでしょうか。
↓
・「愛している」など、愛を伝える台詞を言う
・ハグする、常に寄り添う
・プレゼントを渡す
これらの行為は、多くの人の願望を満たしている点で間違いではありません。ただ、正解なのか?は疑問です。「人を愛する」に限らず、自分が誰かのために「何かしてあげたい」と思う時。2通りのパターンがありますよね。
① 自分が「してあげたい」ことをする
② 相手が望むことをする
①は、自分→相手への一方通行的に、自分の価値観に基づくケース。
②は、相手→自分→相手への双方向的に、相手と自分の価値観に基づくケース。
①②の長所と短所を考えてみましょう。
<①>
相手の期待に反してピント外れな行為になってしまう可能性があります。時に相手の知らない価値を気付かせることがあります。
<②>
相手の期待にはほぼ確実に応えることができそうです。ただ期待を大きく上回る、新たな刺激を与える、のは不十分と言えます。
①②を使い分けるアイデアを提示させて頂きますね。
↓
相手が、怒ったり・悲しんだりの時は②の対応。
相手が、喜んだり・楽しんだりの時は①の対応。
こちらが理想だと思いますよ。
感情が不安定な時は、不安定な状態を立て直さないといけません。冒険的な対応より確実・現実的な対応が効果的でしょう。
逆に、相手の感情が安定している時。
多少冒険的な試みや「人を愛する」価値観を体験してもらうのが効果的です。
ただ①②のどちらの対応をするにしても、相手の価値観を知ろうとすること、相手の反応を想像すること、が大前提。そのためには!相手が過去や現在、どういった出来事で感情が動いたのか、将来的にどういう出来事で感情が動くのか、これらを考え巡らせることが、対応のヒントになってきます。