思想的か現実的かで人への対処法が異なる
多くの人と接すれば、人のゴール(目指すもの)により2タイプつに分けられることを感じます。
① 思想家タイプ
② 現実的タイプ
①の思想家タイプ
、現実世界にないもの、ファンタジー、フィクションを求める傾向が強いです。例えば、男性が好きなものとして、SF漫画や戦隊物、アダルトDVDの企画物があります。あり得ない非日常の世界、「こんな世界があったらいいな」と想像する。それらを夢見ることで、頭の中で仮想の未来を実現し、欲求を充足させたいタイプです。また、スマートフォンやAI(人工知能)、宇宙開発など、一昔前まで実現不可能と思われたことを実現させようと考えるのも、思想家タイプですよね。
②の現実家タイプ
現実世界にあるもので、欲求充足を図ろうとするタイプ。人が羨む家や車、住居環境、恋愛スタイル、家族像など。自分や他人の描いたイメージの中に自分を投影させ、満足感に浸るタイプと言えるでしょう。新しい世界や価値観で生きようとするより、堅実な仕事・貯金など目に見える形のもので心を満たす傾向が強いようです。
思想家タイプと現実家タイプ、2つのタイプを知ることがなぜ重要かと言いうとですね。別タイプが一緒になれば求めるものが異なり、行動・目標設定にすれ違いが起こってしまうからです。
例えばカップルで男性が思想家タイプ、女性が現実家タイプの場合。男性が「世界で革命を起こすような仕事がしたい」という動機を持っていたとします。女性は、素直に男性を応援できるのかを考えれば…「そんなことより、将来のために堅実な仕事をし貯金に励んで欲しい」のが本音でしょう。
女性から男性に対して「夢みたいなことを言って無理に決まっているじゃない」と否定すれば?堅実な仕事をすることを勧めたとして果たして受け入れられるでしょうか?また、男性は女性に対して「貯金より夢を追いかけたい」と打ち明けたところで、よほどの理解がない限り、女性に愛想を尽かされてしまうでしょう。
このカップルの場合。
男性は女性へと、自分が取り組みたいことを説くより、具体的な収入計画を伝える。
女性は男性へと、「夢を一緒に追いかける」とした上で意見を出す。
↓
「でも、大きなことを成し遂げるには社会勉強も必要」など。他の仕事でも叶えられる夢がある、といった思想的な未来の実現可能性を伝える。
(イエス・バット法)
それぞれ示唆したほう相手の心が動きやすいです。
ここでのポイント!
思想家タイプには思想的な提案、現実家タイプには現実的な提案を伝えること。