人の心に起きている“波・風”を読むメリット
「人を操る」と聞けば、催眠術か洗脳を思い浮かべる方も多いかも知れません。
催眠術は、特殊な環境や条件が必要ですし、かかりやすい、かかりにくい、はの体質の問題もあります。また洗脳も比較的心が弱かったり、優柔不断な人が掛かりやすい傾向があります。誰かを操る、思い通りに動かす“テッパン”の方法があるのか?これは「NO」と言わざるを得ないのではないでしょうか。では、人は操れないから成り行きに任せるしかないのか、と言いますと、これも「NO」です。
いったいどういうことなのか?
人には、多かれ少なかれ操れる領域と操れない領域が存在するということです。自分の意図する方向に動かすコツは、操れる領域に焦点を当てることではないでしょうか。これは、風(空気)や波を読むことに似ていると思います。目的地を目指しているとしましょう。逆風・逆波の時にはじっと待ち、追い風・追い波の時に前進するのが理想ですよね。
自分にゾッコンの異性って、多少無理な願いでも喜んで引き受けてくれます。相手の気持ちが、常に自分に強く傾いているという意味で追い風の状態と言えます。ですが…相手が自分にゾッコンではなく、他にも価値を見出だすものがある場合、それを把握しておくことです。
● 事例
① 魅力的な異性や刺激的な出会いが欲しい
② 刺激的な(充実した)日々を過ごしたい
③ 思いを共有したい、話を聞いてほしい
④ 自分の価値を認めて欲しい
⑤ 興味のある分野を学びたい
などは、比較的多くの人が生活や仕事に求めていることではないでしょうか。こうやって相手の行動意欲や欲求の“風”や“波”に自分を乗せる。そして自分が相手と目指したい目的地に誘導(コントロール)するイメージです。
出会いの初期で考えてみましょう。①②のように刺激的で明るい未来に期待を抱いて相手と関わりを持とうしますよね。だけど時間の経過により…③④の精神的な繋がりや価値観の共有を求める傾向が強まります。⑤は比較的継続してあlりますが、学びたい分野は人生の各ステージで変わってきます。
これらの“風”や“波”が起こりそう、もしくは起こったならば?自分が“風・波”の向かう先で待っておくということ。人が自分の思い通りに動いてくれない原因の1つはですね。この“風・波”に逆らっていることです。流れに逆らわず、タイミングを待って前進させていく。この待ちと攻めの考え方がポイントになる恋愛は多いですよ。