人のコントロールには定期的な“息継ぎ”が必要です
新型コロナウイルスの感染拡大で自粛ムードが広がっています。
一方で、“コロナ疲れ”“コロナ鬱”と呼ばれる新たな2次的問題が世間を騒がせてます。
花見禁止場所での花見、人が密集するイベント開催・参加、コロナに由来するストレス蓄積、発散のための「羽目を外した」行動が社会問題になっています。
新型コロナ騒動に関わらず、「危険・ダメだ」と頭では認識している。だけど衝動を抑えられない、といった感じですね。アルコールやタバコ、ギャンブル、性欲などもそうですが、「込み上げてくる衝動を抑えられない」は誰でも経験あると思います。
こういった人の“問題行動”の原因を考えた場合。自分のコントロールを失っているという状況と言えるでしょう。人って「自分をコントロールできる」と思い、自分の行動を律しようとします。自信過剰や自意識の高い方に多いのですが…
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・徹夜で物事に取り組む
・娯楽や余暇、休息など目的達成に無駄と思える時間やものを制限する
・自分より他人や世の中のことを優先する
・実現不能と思われる高過ぎるトレーニングや目標を自分に課す
これらが見られることがあります。
又は、自意識の高い人(本人)が、恋人にも自分と同じような“行動制限”を促したり、同じように「コントロールできる」と思い込んでいるケースもあります。ですが、自分を厳しく律せられる人は少数ですからね。“コロナ疲れ・コロナ鬱”の現象を見れば分かり易いですが、自分は思っているほど強くありません。自分や他人をコントロールするために大切なこと。それは強さを意識するよりも「弱さ」に目を向けることではないでしょうか。
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・飲酒や喫煙、ギャンブルに走ってしまう
・出会い系サイトや水商売のサイトにアクセスしてしまう
・スマホゲームに講じてしまう
・生活や精神のバランスが崩れてしまう
といった意図しない事態が生じた時。自分自身や他人のコントロールを欠いていると言えます。満たされない何かを埋めるため、「そうせざるを得ない」行動だったのでしょう。
人の心身が何かを足りないと感じた時。水の中で息を止めていて、水から出ると周囲の空気を勢いよく吸ってしまう。このようにく、身近にある快楽的欲求を満たすものに手を出します。
息を止める(我慢や辛抱)するのでしたら、定期的に息継ぎする(息抜きやストレス発散)。この行動により余裕を持って綺麗な空気の部分を取り入たり、目の前にある汚れた空気を慌てて吸ってしまわない、1つのコツになると思いますよ。